【9割が知らない】パーキンソンの第2法則と資産形成の深い関係とは?

節約・お得

「今より収入が増えたら、もっと貯金できるのに…」

そう考えたことはありませんか?

でも実際には、収入が増えてもなぜかお金が貯まらない

それどころか、生活費も交際費もどんどん膨らみ、むしろ前より苦しい…と感じる人も少なくありません。

このお金が貯まらないループには、ある心理的なメカニズムが関係しています。

それが、パーキンソンの第2法則です。

この法則を理解すれば、

✔ なぜ貯金が続かないのか?
✔ 収入アップが資産形成につながらない理由
✔ 投資初心者がやるべき仕組み化の第一歩

がすべて明らかになります。

この記事では、パーキンソンの第2法則の正体と、それを逆手に取った最速でお金が貯まる方法を、投資初心者にもわかりやすく解説していきます。

パーキンソンの第2法則とは?

パーキンソンの法則とは、1955年にイギリスの歴史学者シリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した人間の行動パターンに関する法則です。

その中の第2法則は、特にお金や時間の浪費に深く関係しています。

第2法則の要点は、次のように表現されます。

【支出の額は、収入の額に達するまで膨張する】

つまり、収入が増えればそれに比例して支出も増えるという人間の習性を表しています。

たとえば、月収が20万円のときは節約を意識していたのに、30万円に上がった途端、外食や買い物が増え、結局手元に残るお金はほとんど変わらない。

これはまさに第2法則が働いている状態です。

この法則の怖いところは、自覚がないまま生活水準を上げてしまうことです。

収入が増えた安心感から、少しずつ支出が増え、やがて元の収支バランスを崩してしまうのです。

資産形成をするうえで、この第2法則を理解していないとどれだけ収入が増えてもお金は貯まりません

逆に、この法則を逆手に取り、先取り貯金や投資の自動化を取り入れれば、支出の膨張を抑え、確実に資産を増やすことができるのです。

スポンサーリンク

この法則が資産形成を邪魔する理由

パーキンソンの第2法則は、資産形成を妨げる大きな心理的障壁となります。

では、具体的にどのようにして私たちの資産形成を邪魔しているのでしょうか?

1. 収入が増えても生活レベルを上げてしまう

人は収入が上がると、自然と少しぐらい贅沢してもいいかなと考えるようになります。

たとえば、昇給したタイミングで家賃の高い物件に引っ越したり、外食やデリバリーの頻度が増えたり、高級ブランドのバッグや服に手を出したりします。

これらの行動は一見、成功の証や自己投資のように感じられるかもしれません。

しかしその実態は、一時的な欲を満たすために増えた収入をそのまま支出に変えているだけです。

結果的に、手元に残るお金は以前とほとんど変わらず資産形成にはつながりません。

2. 余剰があると使わなきゃ損という心理が働く

人間の脳には、空白を埋めたがる性質があります。

スケジュールに空きがあると予定を入れたくなるのと同じように、お金に余裕があると何かに使いたくなるという心理が働きます。

たとえば、今月はたまたま支出が少なくて手元に5万円残ったとします。

その瞬間、旅行に行こうかな、新しいスマホに変えようかなといった使う理由が自然に頭の中に浮かんでしまうのです。

これは余裕=使えるお金と錯覚してしまう、パーキンソンの第2法則の典型的なパターンです。

本来であれば、その5万円を投資や貯蓄に回すことで資産形成が進むはずですが、どうせなら使ってしまおうという心理が働くことで、将来の資産よりも今の快楽を優先してしまいます。

3. いつか投資は永遠にこない

資産形成に取り組むうえでよく聞くのが、もう少しお金が貯まったら投資を始めようという考え方です。

しかし、これは非常に危険です。

なぜなら、余剰ができたら投資という姿勢では、永遠にスタートできないからです。

パーキンソンの第2法則が働く限り、余剰は常に支出に吸収されてしまうため、貯まったら投資しようと考えている人ほど、実際には一生投資を始められない可能性が高いのです。

第2法則を逆手に取る仕組み化

この人間の性質に対抗するには、意思の力ではなく仕組みで対応することが最も有効です。

ここでは、収入が増えても支出を増やさず、確実に資産形成を進めるための強制貯金の仕組み化3ステップを紹介します。

ステップ1:給料日に自動でお金を移す先取り貯金

最も基本かつ強力な方法が、先取り貯金です。

これは、生活費を使う前に一定額を貯蓄・投資口座に移すという方法です。

手順はとてもシンプル:

  • 毎月の給料日にあわせて、自動振込設定を行う
  • 手取りの10〜30%を目安に、別口座(使わない口座)に移す
  • クレカ引き落とし口座と完全に分けるのがポイント

最初から手元に使えるお金が少なければ、人はそれに合わせて自然にやりくりするものです。

まさに、第2法則を逆手に取った習慣化戦略です。

ステップ2:使えない場所にお金を置く

お金が簡単に引き出せる場所にあると、人は必ず使ってしまいます。

貯金や投資が続かない最大の理由は、見えてしまう・触れてしまうから。

だからこそ、次のような使えない仕組みを作ることが大切です。

  • ネット銀行の定期預金口座(引き出しに数日かかる)
  • 証券口座で自動積立(例:SBI証券・楽天証券の新NISA)
  • iDeCoや企業型DCなど、そもそも引き出せない制度

重要なのは、使おうと思っても面倒くさい、取り崩すには手続きが必要と感じる程度の障壁をつくることです。

ステップ3:支出は残ったら使う方式に

多くの人は、使って、余ったら貯金しようという考え方をしています。

しかしこの順番では、永遠に余らないのが現実です。

だからこそ、先に貯める、残ったら使うと考え方を180度変えましょう。

このルールを徹底することで、支出が収入の増加に比例して膨張するのを防ぎ、毎月確実に資産が積み上がっていきます

生活費が足りなくなる?

それは仕組みの調整が必要なだけです。

人間の支出は与えられた範囲内で自然に収まるものです。

だからこそ、最初にお金を消してしまうことが重要なのです。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?

資産形成を成功させる人は、例外なく仕組みを作っています。

意思に頼らず、無理なく続く貯金術こそが、パーキンソンの第2法則を逆手に取る最も現実的な戦略です。

あなたも今日から、強制貯金の仕組みを始めて習慣化してみませんか?

収入の大小は関係ありません。

今この瞬間の行動が、未来の資産をつくります。

併せて読みたい:

今の欲望が資産形成を邪魔する|初心者が貯金ゼロから抜け出す方法とは?

【人生が変わる】なぜあなたは投資を始められないのか?マーケティング視点から紐解く

無駄遣いを即座に止める!お金が貯まる人が絶対に買わない5つのモノ

タイトルとURLをコピーしました