【このままじゃ老後がヤバい】物価上昇で資産が溶ける前に始めるべきこと

資産形成

2025年現在、私たちの暮らしは静かに、しかし確実に変わりつつあります。

食料品や日用品の値上がり、光熱費の上昇、外食の価格アップ、これらすべてが物価上昇の影響です。

ところが、銀行に預けているお金の金利は多少上がったとは言え今もほぼゼロに近いです。

つまり、あなたの100万円は、毎年少しずつ価値を失っているのです。

とりあえず貯金しておけば安心という時代はすでに終わり、今や何もしなければ目減りする資産を抱えているに過ぎません。

物価が上がれば、同じ金額でも買えるものが減り、将来の生活が苦しくなります。

これが、物価上昇の本当の怖さです。

この記事では、そんな物価上昇時代において資産を守る=資産を育てるための具体的な方法を、初心者向けにわかりやすく解説していきます。

守りたいのは、あなたの未来の生活です。

物価上昇が資産を蝕む仕組み

物価上昇、いわゆるインフレは、私たちの生活に目に見えない形で影響を与えます。

インフレとはinflation(インフレーション)=膨張すると言う意味であり、需要過多(デマンドプルインフレ)による価値の上昇を意味し、経済成長の基本となります。

しかし、今の日本で起きている現象は、生産コスト上昇(コストプッシュインフレ)であり、需要は拡大していないのに価格が上昇する物価上昇の危機に晒されています。

例えるなら、1年前に100円で買えていた商品が、今年は105円、あるいはそれ以上になっていることがよくあります。

これが物価上昇の影響です。

物価が上がると、同じお金では以前と同じ量や質の商品を購入することができなくなります。

言い換えれば、お金の価値が目減りしていくということです。

物価上昇=インフレとオールドメディアを中心に間違いを流布し、それが教科書に載っているせいで受験戦争を勝ち抜いてきただけのエセ知識層までもが、悪びれるそぶりもなく嘘を垂れ流しています。

その一例で多いのが、あなたが100万円を銀行に預けていたとしても、物価上昇によって1年後にはその100万円で買えるものが減少します。

仮に物価上昇率が年2%だとすると、100万円の購買力は1年後には約98万円の価値になってしまうのです。

20年後には、その100万円が67万円相当になってしまう計算です。

需要過多による本来のインフレであれば、この状況になっても所得もそれに比例して増加しているため影響はありません。

しかし、昨今の物価上昇でこのように現金をそのまま持ち続けることは、長期的に見て価値を失うリスクがあるということです。

銀行に預けておいても金利はほとんどつかず、物価が上昇し続ける限り、実質的な価値はどんどん減少していきます。

これが物価上昇が資産を蝕む仕組みです。

したがって、物価上昇に対してどのように備えるかが資産を守る上で非常に重要な課題となります。

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なぜ多くの日本人が現金信仰から抜け出せないのか?

日本では、長らく現金こそ安全という信念が根強くあります。

特にバブル崩壊後の経験から、投資や金融商品に対する不安が大きく、安定した収入や生活を確保するためには現金を手元に置くことが最も安心だと考えられてきました。

この考え方は、失敗やリスクを避けるという心理から生まれたものです。

また、現金を手元に置いておくという習慣や金稼ぎは汚いものだと言う考え方は、日本独特の文化や教育にも影響されています。

日本の金融教育が不足していることもあり、多くの人々は貯金こそが最良の方法だと信じ、株式や不動産、債券などの金融商品に対して怖さや疑念を抱きがちです。

さらに、金利が低い今の時代では、現金を銀行に預けてもほとんど増えないという現実がありながらも、長年の習慣から抜け出せない人が多いのが現実です。

つまり、教える側も教わる側もお金に関しては素人であり、金融教育そのものが出来る専門性を持った人材がほとんどいないのです。

だから教科書の間違いも指摘できず、間違った教育により確立された一つが主流派経済学です。

自らをエリートだと勘違いし、その者に対し過大な肩書を与えたりする事で、もはや日本の経済学は取り返しのつかないところまで過ちを犯しています。

しかし、この権威主義による現金信仰が危険であることは明らかです。

物価上昇や金利の低迷によって、手元の現金は時間とともに価値が減少し、購買力が低下していきます。

これが、今後の資産形成における重大な課題です。

物価上昇の時代において、ただ現金を貯めるだけでは資産を守ることができないということを、もっと多くの人々が理解し、金融商品や投資を活用していく必要があるのです。

物価上昇時代の資産防衛術

物価上昇時代において現金の価値を守るためには、資産運用を通じて購買力を維持することが不可欠です。

では、どのように資産を防衛すればよいのでしょうか?

まず、最も基本的な方法は、インフレに強い資産に投資することです。

代表的なものとしては、株式や不動産があります。

株式は企業の成長とともに価値を増加させ、物価上昇に対してある程度耐性があります。

物価上昇のおかげで、企業業績は過去最高を叩き出す会社が増えており、家計の貧困化に反して絶好調な銘柄が多く存在します。

また、不動産は地価の上昇や家賃収入がインフレに連動するため、物価上昇時でも価値を守りやすい資産となります。

次に、金銀などの貴金属も効果的です。

歴史的に見ても、金はインフレに対するヘッジ(回避)として機能してきました。

物価上昇が続くと、経済不安から貨幣価値より金の価値が相対的に高くなる傾向があるため、物価上昇に対する防御策として有力です。

さらに、海外資産への分散投資も有効な手段です。

特に、ドル建て資産や他国の株式市場に投資することで、国内の物価上昇に影響されにくい資産を持つことができます。

国内市場の影響を受けにくくするため、資産の分散化はリスクを抑えるために重要です。

最後に、積立投資を活用することで、物価上昇に対応した投資を地道に行うことが可能です。

ドルコスト平均法などを利用して、一定額を定期的に投資することで、価格の上下に左右されにくく、長期的に安定したリターンを狙えます。

物価上昇に対して、現金だけでは守りきれません。

資産防衛術を駆使して、賢く資産を運用しましょう。

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初心者でもできる!資産運用の第一歩

物価上昇時代における資産運用は、決して難しいものではありません。

初心者でも取り組める方法を一歩ずつ実践することで、将来的に確実な資産形成が可能になります。

では、どのように資産運用を始めればよいのでしょうか?

まず最初に重要なのは、自分の資産状況をしっかりと把握することです。

収入と支出を見直し、どれくらいの資金を運用に回せるのかを確認します。

無理なく積立てられる額を設定することが、運用を続けるための第一歩となります。

次に、リスクを抑えるための分散投資を心掛けましょう。

資産を1つの場所に集中させるのではなく、複数の投資先に分散させることがリスク管理の基本です。

株式や債券、不動産など、異なる資産クラスに分けて投資することで、特定の市場の変動に左右されにくくなります。

さらに、積立投資を積極的に活用しましょう。

年初一括購入に拘らず、毎月一定額を投資することで、価格の変動に関係なく、平均的な購入価格を実現できます。

特に、株式や投資信託などを対象にした積立投資は、初心者にも取り組みやすく、時間が経つほど効果が期待できる方法です。

また、投資信託やETF(上場投資信託)は、少額から始められ、分散投資が可能なため初心者にも適しています。

これらの金融商品は、専門家によって運用されるため、個別の株式を選ぶのが難しい方にも最適な選択肢となります。

資産運用は、初めて挑戦するには少し不安があるかもしれませんが、焦らず少しずつ学びながら実践することが大切です。

運用を続けることで、物価上昇の影響を抑えながら、着実に資産を増やしていくことが可能になります。

まとめ

いかがでしたか?

家計を圧迫する物価上昇は、そう簡単に解消されません。

経済成長を目指す土壌が作られない今の日本経済では、あなたの資産を守るのはあなたしかいません。

かといって、素人インフルエンサー等の戯言に騙されない知識も必要です。

あなたの人生はあなた自身で輝かせましょう。

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