投資は、知ってる人だけが得をして知らない人が損をする世界とも言われています。
しかも、損をするのは何もギャンブル好きな人だけじゃありません。
普通に真面目に働いて将来のために貯金をしている、そんな人ほどカモにされやすいのが現実です。
最近は金融リテラシーを高めようという流れで、金融教育を学校の授業とするなど金融庁もさまざまな方法で情報を発信しています。
しかし、ぶっちゃけ言うと金融庁が教えてくれない本当にヤバい商品はゴロゴロあります。
正確には、金融庁も注意喚起はしているのですが、それが世間に広まる事はありません。
金融庁への詐欺報告やぼったくり商品など、危険な投資商品の3選を解説します。
2024年から新NISA(少額投資非課税制度)が始まり、これから投資を始める人、すでにやっている人、そして親や家族に投資を勧められた人など、絶対に知っておいて損はありません。
むしろ、知らないと損します。
高配当系・海外不動産ファンド(特に東南アジア系)
- 年利10%以上
- 東南アジアの成長市場に投資
- 日本人限定の特別ファンド
これらの甘い言葉で勧誘される海外不動産ファンドが後を絶ちません。
特に、東南アジアの新興国を舞台にした案件は、現地の不動産事情や法制度に詳しくない日本人を狙いやすく、投資家側から実態を確認することが極めて困難です。
運営会社の多くはペーパーカンパニー同然で、金融庁の登録もなく、日本の法律では保護されません。
最初は順調に配当が出ていたとしても、突然の連絡途絶や出金停止、最悪の場合は資金持ち逃げというケースも珍しくありません。
「現地のプロが運用」「○○ホテル建設予定」など信頼感を持たせる演出も巧妙で、特に投資初心者や高齢者が被害に遭いやすいのが現状です。
海外・高配当・限定公開というキーワードが出たら、まずは一歩引いて冷静に疑う姿勢が必要です。
あなたの資産を守るには、地味でも中身の透明な運用を選ぶべきです。
国内FXのEA(自動売買ツール)+高額スクール商法
- 完全自動で月利15%
- 放置しておけば安定収益
こんな夢のような言葉で売られるFXの自動売買ツールや高額スクール商法はほぼ全て詐欺です。
にも関わらず、今やX(旧Twitter)などSNSにはこの様な情報は山のように存在します。
特に問題なのが、実績やバックテストが美麗に見せかけられている一方で、実際の運用成績は思わしくないことが多い点です。
最初に大きな利益を得ることがあっても、それは架空の成績を使って誤解を招くためです。
その後、損失が続き、最終的には高額なスクールやツールの再購入を促される仕組みになっています。
更に、手数料や維持費などが積み重なることで、実質的に利益が出ることは少なく、最終的に高額な塾に通う羽目になることも多いです。
国内FX業者の中には、初心者向けとして勧誘してくるものもありますが、金融庁が警告しているように、多くの自動売買ツールは詐欺的なビジネスに絡んでいます。
特に注意したいのは、運用は自動であなたは手を出さないでと言われてしまうと、損失を取り返すためにさらにお金を突っ込む悪循環に陥りやすいことです。
もし自動化されたツールを勧められた場合、冷静に調べ、信頼できる情報を元に判断することが必須です。
FXの必勝法は、カモに自動売買ツールや高額な情報商材を売ること、なんていう事も度々言われます。
国債や保険に見せかけたハイブリッド商品(仕組債)
一見、安全・元本保証といった安心感を与えてくれるハイブリッド商品ですが、その実態は非常に複雑でリスクが高いことが多いです。
特に、仕組債と呼ばれる商品は、国債や保険を組み合わせて販売されることがありますが、実際には価格変動が大きく、途中解約が難しいという特徴があります。
窓口販売員は元本保証と説明しますが、これはあくまで一定の条件下で保証されるというだけで、必ずしも全額が保証されるわけではありません。
更に、この商品には複雑な仕組みや投資先が絡んでおり、投資家が理解しきれないことが多いです。
実際に、解約しようと思ったときには、予想以上に損失を被るケースが多いのです。
特に注意すべきは、地方銀行や保険会社が元本保証と共に販売していることが多いことです。
これにより、年配の投資家や初心者は信頼しやすく、結果として重大な損失に繋がることがあります。
安心や安全という言葉に隠されたリスクを見極めるためには、商品内容をしっかりと理解し、納得できるまで調べることが大切です。
特に、このようなハイブリッド商品に投資する場合は、十分な知識と冷静な判断が求められます。
誰にとっての安心・安全なのか、それは本当にあなたへの言葉なのか、そのからくりをよく理解しましょう。
投資の裏の顔を見極めよう
投資は、自らで行動しながらも、賢く・冷静にが鉄則です。
金融庁や専門家が推奨する商品でも、実際には裏に隠れたリスクがあることが多く、特に高配当・限定公開・元本保証といった言葉に惑わされがちです。
今回ご紹介したやばい投資商品は、どれも一見魅力的に見えるかもしれませんが、実態を知れば知るほどリスクが大きいことがわかります。
特に、自分で調べずに他人の意見だけで決めてしまうことが、失敗の原因になることが多いです。
海外不動産ファンドや自動売買ツール、仕組債といった商品は、十分な理解を持たずに手を出すと、大きな損失を抱える可能性があります。
投資の基本は、自分が納得できる形で理解し無理のない範囲で投資を行うことです。
知らない情報に騙されず、常にリスクを考慮しながら運用することが、成功への第一歩です。
投資を始める前に、慎重に調査し、信頼できる専門家のアドバイスを受けることを忘れずにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
SNS時代に入り、これらは特に騙されやすい詐欺的商品です。
投資初心者ほど基本を疎かにして、「自分だけの最強の必勝法」と言う意味不明の考えに陥りがちです。
世の中にそんなおいしい話はありません。
王道を真っ直ぐ歩いてこそ、あなたは経済的自由に到達するのです。