【まだ間に合う?】新NISAの5つの誤解と真実

資産形成

「新NISAって、もう始めないと損なの?」

「2025年からじゃ遅いのでは?」

そんな不安や誤解を抱えている方は少なくありません。

2024年にスタートした新NISA(少額投資非課税制度)制度は、投資初心者にとっても非常に魅力的な非課税で資産形成ができる制度です。

ところが、制度が新しくなったことで間違った情報や思い込みが広がっており、正しい使い方を知らずにチャンスを逃している人も増えています。

この記事では、2025年時点でよくある新NISAの5つの誤解を丁寧に解説しながら、初心者でも理解できる真実をお伝えします。

今からでも間に合うか?という疑問に、わかりやすくお答えしますのでぜひ最後までご覧ください。

新NISAの基本

2024年にスタートした新NISAは、制度が恒久化され、年間の投資枠や非課税の恩恵が大きく進化しました。

2025年現在もその内容に変更はなく、今から始めても非課税メリットを最大限に受けられます

新NISAでは、「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つを組み合わせて、年間最大360万円まで投資可能です。

さらに、非課税で保有できる総額は最大1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)と、従来のNISAより圧倒的に高い上限が設定されています。

大きな魅力は、非課税期間が無期限である点です。

これにより、利益確定のタイミングを気にせず長期投資が可能です。

また、売却した分の枠は翌年以降に再利用できるため、柔軟な資産運用ができるのも特徴です。

たとえば2025年に投資を始めたとしても、その資産は10年後、20年後に売却しても運用益は非課税のままです。

投資初心者にとっても、まずは月1万円からなど少額で始めることで、将来的に大きな節税効果が期待できます。

つまり、新NISAは2025年時点でも今から始めて遅くない制度です。

資産形成を考えるなら、最初の一歩として最適な選択肢の一つです。

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よくある5つの誤解と真実

新NISAは非常に優れた制度である一方、制度改正により情報が複雑になり、初心者の間で多くの誤解が広がっています。

加えて、素人インフルエンサー等が良く知りもしない煽り記事で投資初心者を惑わすため、ますます投資への敷居が高くなっています。

2025年現在も、よくある誤解によって一歩を踏み出せていない人が多く見られます。

ここでは、代表的な5つの誤解とその真実を整理して解説します。

誤解①:2025年から始めても遅い

真実:新NISAは2025年からでも非課税メリットは変わらない

早く始めた人が得をすると思われがちですが、新NISAは非課税期間が無期限

2025年以降に始めても、将来の運用益はしっかり非課税となり、長期で資産を育てるメリットに変わりはありません。

確かに、長期投資において時間を味方につけるのは当然ですが、あなたにとって今より若い日はありません。

人生にとって一番若い日に始める事に遅いなんてありません。

誤解②:成長投資枠だけ使えばいい

真実:つみたて枠との併用が資産形成には効果的

成長投資枠は個別株やETFなどを自由に選べますが、初心者が安定的に資産を増やすには、金融庁が厳選した投資信託に限定されるつみたて枠も活用するのが王道です。

つみたて投資は時間分散によるリスク軽減効果もあり、特に投資経験が浅い方に適しています。

むしろ、投資初心者ほどまずはつみたて投資枠を埋めるのが王道であり、SNS等で騒がれているような個別株や高配当株などは必要ありません。

誤解③:年間の投資枠を使い切らないと意味がない

真実:少額投資でも非課税効果は十分に得られる

年間最大360万円の枠があるとはいえ、すべてを使う必要はありません。

月1万円の積立でも長期で見れば大きな差が生まれます。

非課税というだけで、通常の課税口座に比べて数十万円以上の差になることも。

無理なく続けることが何より大切です。

むしろ、少額投資は意味が無いと言っている人ほど投資の本質が理解できておらず、誰にも奪われない経験という自己投資の機会を奪う悪です。

誤解④:売却すると枠が減ってしまう

真実:新NISAでは売却した分の枠は翌年に復活する

従来のNISAでは一度売却するとその分の投資枠は戻ってきませんでしたが、新NISAでは売却額分の非課税枠が翌年以降に再利用可能です。

これにより、必要なときに利益確定をしても制度上のデメリットは少なく、柔軟な資産運用が可能です。

だからと言って、頻繁に売り買いすれば複利の恩恵を受けることが出来ないため、長期投資を前提に投資先を選ぶ必要があります。

誤解⑤:投資信託は難しくて損しやすい

真実:選ぶ商品を絞れば初心者でも安心して始められる

確かに数千本ある投資信託の中から選ぶのは大変ですが、新NISAのつみたて投資枠では金融庁が厳選した、手数料が安く、長期運用に向いた商品に限定されています。

たとえばeMAXIS SlimシリーズやS&P500連動型インデックスファンドなど、分散性が高く実績のある商品を選べば、初心者でも堅実に資産形成が可能です。

むしろ、アクティブファンドなど手数料が高く実績の無いファンドを除外していけば、自然と数本のファンドしか残りません。

投資初心者はその中からお好みで選べばいいのです。

まとめ

いかがでしたか?

2025年現在、新NISAはもう遅いと諦めている方が多いですがこれは大きな誤解です。

新NISAの最大の特徴は、非課税期間が無期限であることです。

つまり、いつから始めても将来の運用益は非課税のまま、長期的な資産形成が可能です。

誤解に惑わされず、初心者でも安心して利用できる低コストの投資信託から少額投資を始めてみましょう。

無理のない積立が将来の大きな資産へとつながります。

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