【含み損100万円超】投資初心者を救う3つの視点と資産形成の鉄則

心得

投資を始めたばかりの頃、わずかな含み損でも胸がざわつき、このまま続けて大丈夫だろうか…と不安になった経験はありませんか?

私もその一人でした。

そしてある日、とうとう含み損が100万円を超える瞬間が訪れました。

チャートは真っ赤、資産額は日に日に減少。

パソコンの画面を見るだけで胃が痛くなり、もう投資なんてやめたいと本気で思ったのです。

しかし、そのとき私を救ったのは、特別な知識やプロの分析ではなく、心を保つための3つの視点でした。

この視点を持ったことで、感情に振り回されず資産形成を続けられたのです。

この記事では、私が実際に100万円の含み損と向き合ったときに学んだ、

  • 含み損を正しく理解する方法
  • 投資の目的を見失わない考え方
  • 感情に流されない行動ルール

を、投資初心者にも分かりやすく解説します。

今まさに含み損で苦しんでいる方も、この記事を読めば退場せずに続けるための心の武器が手に入るはずです。

含み損は未確定の数字にすぎない

投資初心者が最も心を揺さぶられる瞬間、それは画面に映る真っ赤な数字を見たときではないでしょうか。

私も投資を始めた当初、評価損が数万円になっただけで、心臓がドキッとして夜眠れない日が続きました。

ですが、ここで知っておくべき大切な事実があります。

含み損とは、あくまで未確定の数字であり、まだ現実の損失ではないということです。

株価や為替は毎日動き続けています。

今日マイナス30万円でも、半年後にはプラスに転じることもあれば、その逆もあります。

つまり、含み損はいまこの瞬間の時価評価に過ぎず、それを確定させるのは売却という行動を取ったときだけです。

多くの初心者がやってしまう失敗は、この未確定の数字に感情を支配され、パニックになって底値で売ってしまうことです。

これは感情的損切りと呼ばれ、資産形成を大きく遅らせます。

長期投資においては、評価額の上下は呼吸のように当たり前に起こります。

プロの投資家でさえ、含み損の時期を何度も経験しています。

それでも彼らが市場に残り続けられるのは、一時的な含み損は負けではないと知っているからです。

含み損を目にしたときは、これはまだ途中経過だと自分に言い聞かせましょう。

あなたは短期トレードをしているのではなく、長期投資をしているのですから。

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投資の目的を資産額から資産形成のプロセスへシフトする

投資を始めたばかりの頃、多くの人は資産を早く増やしたいという気持ちが先行します。

毎日株価アプリを開き、資産額が増えれば嬉しく、減れば落ち込む。

私も同じでした。

しかし、この短期の増減に一喜一憂する習慣こそ、投資初心者が心を消耗させ、途中で挫折してしまう最大の原因です。

そこで私が身につけたのが、資産額ではなく資産形成のプロセスに注目する視点です。

具体的には、日々の評価額よりも、

  • 毎月どれだけ投資資金を積み立てられたか
  • 資産クラスや銘柄の分散が進んだか
  • 専門性の高い情報をどれだけ収集できたか

といった成長の指標を記録するようにしました。

この視点に切り替えると、短期的な含み損に動揺しなくなります。

なぜなら、資産形成は10年、20年という時間をかけて雪だるまを大きくする作業だからです。

評価額の上下は雪が溶けたり降り積もったりする日々の天気のようなもの。

大事なのは雪だるまを転がし続けることです。

さらに、プロセスを評価する習慣は、投資を長く続けるモチベーションになります。

今月も積立できた、専門書を一冊読んだという小さな達成感が積み重なり、やめたくなる瞬間を乗り越えられます。

投資の本当のゴールは、一時的な資産額の増減ではなく、時間を味方につけて資産が育っていく過程を楽しむことです。

自分を守るルールを事前に決めておく

投資で最も怖いのは、予想外の相場変動そのものではありません。

実は感情に支配されてしまう自分自身です。

含み損が大きくなったとき、人間は冷静な判断ができなくなります。

パニックになって高値掴みや底値売りをしてしまうのは、多くの場合、ルールがない状態で感情のまま行動してしまうからです。

だからこそ、相場が平穏なうちに自分を守るルールを事前に決めておくことが重要です。

これは資産を守るだけでなく、心を安定させるための安全装置にもなります。

私が実践しているルールは、例えばこんな内容です。

  • 個別株は購入時に買う理由を明確にし、その理由が無くなったら売る
  • NISA口座のインデックスファンドは売却しない
  • 投資資金と生活防衛資金は完全に分ける

こうしたルールを事前に紙やアプリに書き出し、必ず守るようにしています。

ポイントは、ルールはシンプルで守りやすい内容にすることです。

複雑だと、いざという時に守れません。

ルールを設定しておくと、暴落時でもこれは想定内と冷静に対応でき、感情的な売買を防げます。

逆に、ルールがないと毎回判断を迫られ、そのたびに精神力を消耗し、最終的には投資自体をやめてしまうリスクが高まります。

投資は続けることが何より大切です。

そのためには、自分を守るルールを平常時に作り、暴風雨の中でも航路を外れない仕組みを持つことです。

これこそが、長期的に資産を増やすための最大の武器になります。

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まとめ

いかがでしたか?

投資初心者ほどパニック売りをしてしまうものです。

それは知識不足でもあり、マインドが未成熟でもあります。

しかし、何度も言うように短期トレードをしている訳ではありません。

そもそも、長期投資に損切りという言葉を使うことの方がおかしいのです。

それは間違った判断を正当化するための誤魔化しなので、失敗も受入れて今後の投資に役立てましょう。

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