【10月2日~6日】重要イベントと考え方

心得
  • 5日(木)米9月ISM非製造業景気指数発表
  • 6日(金)米9月雇用統計発表
  • 原油高によるインフレ上昇圧力に注意

これまでの動き

レーバーデー明けの株式市場は下落基調が続き、9月は投資家にとって厳しい相場となりました。

米長期金利の上昇がこれまでのレジスタンスラインを超え、テクニカル的にも新波動に入った事が株価を下げる要因の一つとなり、現在も米国10年債利回りが節目の4.5%を超えています。

インフレに関する経済指標も去年からの下落基調が一服しており、エネルギー価格の高騰などから再び上昇するのではないかと警戒する動きが見えます。

FRB(米連邦準備制度理事会)は、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げは見送ったものの、パウエル議長会見でタカ派姿勢と捉えられたためその後の株価はギクシャクする展開となりました。

一部の情報では、11月のFOMCで利上げを再開し、利下げへの政策転換の時期は先延ばしになるのではないかと言われています。

投資家の間では、11月のFOMCで利上げを見送る確率が6割を超えていますが、0.25%利上げする確率が高まっているのも事実です。

利上げ局面自体は最終段階に入っており、数字自体に大きな意味はありませんが、問題は利上げ停止後の対応と米国経済の行方です。

現在の米国経済は消費・雇用の面からも力強さが続いており、リセッション入りの心配よりもエネルギー価格の高騰などから再びインフレが上昇する心配の方が強いでしょう。

原油価格の上昇基調は続いているため、それがインフレ鎮静化の阻害要因となっています。

何より、米長期金利が上昇基調であるため、これがいつ解消されるかで投資機会の時期が決まりますので注視しましょう。

土壇場で米国政府機関閉鎖は回避されましたので、経済指標の発表も滞りなく行われます。

今週の雇用統計、来週以降の決算シーズンなど、重要イベントが続きますので確実にチェックしましょう。

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これからの投資戦略

まずは重要指標の確認をしましょう

米長期金利の低下を確認する意味でも消費・雇用の減退が必要であり、それに加えて次の投資機会に備えるためにも各企業の決算をチェックする必要があります。

今すぐに投資機会が訪れる可能性は低いですが、周囲の情報に惑わされず確実な機会をとらえて投資する方が資産増加には効果があるでしょう。

そのためには、投資タイミングではない時期にどれだけホームワークが出来るかが重要ですので、時にはじっくりと投資戦略を考えましょう。

長期投資や積立投資は、短期の情報やイベントに振り回されず、コツコツと時間を味方に付けながら継続しましょう。

ファンドに関してはほぼ最適解が存在しており、あとはあなたの人生設計に合わせて長期目線で無理のない金額を投資していくと良いでしょう。

投資と投機の区別もつかない様な情報に惑わされることなく、ひたすらに王道を突き進んで下さい。

まとめ

いかがでしたか?

ここ最近は我慢の時期が続き、投資家の中には先走った行動や無意味な目的変更など、あなたの資産を減らす行動をとってしまった人がいるかもしれません。

投資はあくまで自分との戦いです。

周囲がどうであろうと、あなたが最初に決めた目的を安易に変えるべきではありません

あなたが貯めることが出来ない性格だからと言って訳の分からない商品を契約する前に、あなた自身が貯められる習慣を身に着けるためのマインドを確立しましょう。

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