- 24日(火)米10月製造業PMI発表
- 27日(金)米9月PCEデフレーター発表
- 米長期金利上昇は一服している
これまでの動き
中東情勢の緊迫が続き、連日ニュースで大々的に報じられています。
カタールによる仲介で人質の返還などポジティブな情報がある一方で、更なる長期化など不透明感も根強く株価がギクシャクしています。
加えて、一時期低下気味であった米長期金利も、再び5%の大台に迫る上昇を見せた事もネガティブ要因となりました。
今のところ長期金利の上昇は一服しているものの、FRB(米連邦準備制度理事会)のQT(量的引き締め)による米国債券の売り圧力などが今後どのような影響を与えるかなど注視する必要があります。
地政学リスクが顕在化すると、一般的には投資家はリスクオフの行動を取り、債券や金など安全資産に資金が向かう傾向があります。
実際に金価格は上昇しており、投資家のリスクオフムードは鮮明であるものの、米国債券価格が下落していたのはQT政策の弊害があるかもしれません。
今後は過度なインフレを警戒するよりFRBの姿勢の方が重要かもしれません。
なぜなら、パウエル議長会見は利上げの選択肢を残しつつも、事実上利上げ打ち止め宣言と捉える投資家が少なくないからです。
投資家の間でも、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げ据え置き確率がほぼ100%となっており、12月のFOMCでは利上げ据え置き確率が7割を超えるなど、もう利上げが無いとの考えが大半です。
従って、これ以上長期金利が上がらないとなれば、投資家はいよいよ本格的な投資機会を得る事が出来るのです。
これからの投資戦略
積極的に投資する準備をしましょう。
日・米共に今は決算シーズンですので、決算良好銘柄を吟味しつつ成長性のある企業に投資するチャンスでもあります。
これまでは金利上昇局面で手が出せなかった銘柄などにも注目し、決算をミスしていない事を確認した後に買い付けを行うと良いでしょう。
投資家の間でリスクオフムードが広がっている時こそ投資のチャンスですので、多くの投資家が向いている方向と逆の行動を心掛けましょう。
ただし、あくまで決算を見て判断するべきで、米国株なら何でも良いと言った考えは捨てるようにして下さい。
長期投資や積立投資を続けてきた投資家も、下落局面において恐怖などから投資を断念した人もいるかもしれません。
しかし、長期投資は時間こそ最大の利益のため継続する事が何より大事です。
短期的な値動きに一喜一憂せずコツコツと継続しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
いよいよ今年最後の買い場が訪れます。
これまでホームワークを続けてきた成果を今こそ行動で示しましょう。