会社に依存せずに自由に生きる。
そんなFIRE(経済的自立&早期リタイア)を本当に達成した人たちが、2025年も続々と現れています。
でも、彼らはたまたま儲かった訳ではありません。
共通していたのは、お金を増やす習慣設計です。
成功する人には理由がある。
今回は、FIRE達成者が絶対にやる5つの資産形成思考を、失敗者との違いとあわせて徹底解説します。
月に1回の資産棚卸しで使うお金と働かせるお金を仕訳
FIRE達成者に共通する習慣のひとつが月に1度の資産棚卸しです。
これは、単なる資産の確認作業ではなく、お金の役割を明確に仕分ける行動です。
資産棚卸しと言う言葉が難しければ、家計簿の見直しでも同じ意味になります。
具体的には、自分が持つお金を大きく3つに分類します。
ひとつは、生活費や趣味・交際費(変動費)などの消費です。
もうひとつは、自分自身の知識向上、体験による経験向上などや、株式や投資信託、不動産などの運用資産として将来に備える投資です。
そして、最後は無駄遣いや余計な固定費を改める浪費です。
この仕訳を習慣化することで、日々の支出がブレにくくなり資産形成の判断も安定します。
また、毎月同じ日に資産総額を見える化することで、今の自分の経済的自立度を客観的に把握でき、FIRE達成へのモチベーションも維持しやすくなります。
家計簿アプリやスプレッドシートなどを使い、習慣として継続することが成功のカギです。
資産配分はインデックス+αでシンプル
FIREを達成するための資産運用において、重要なのはシンプルで効果的な資産配分です。
FIRE成功者たちは過剰にリスクを取らず、長期的に安定したリターンを得るために、基本的なインデックス投資を中心に運用しています。
例えば、S&P500や全世界株式インデックス(オルカン)に70〜80%を投資し、残りの資産は高配当株やREIT(不動産投資信託)、あるいは債券など、安定性を重視した運用先に分散することが一般的です。
このように、インデックス投資をメインにしながら、少しリスクを取る+α(アルファ)部分で差別化を図ることで、全体のポートフォリオがシンプルかつ効率的に構築されます。
過度なリスクを避け、経済成長に連動するインデックスを利用することで、FIRE後も安心して資産を維持できる点が、成功の秘訣と言えるでしょう。
資産運用が複雑になると判断を誤るリスクが増すため、シンプルさを追求することが大切です。
情報の断捨離で投資判断のブレをなくす
FIREを目指すために投資を行う際、重要なのは情報の断捨離です。
情報過多の時代において、投資判断を下す際に必要なのは、無駄な情報を排除し、信頼できる情報源に絞ることです。
FIRE達成者は、SNSやニュースに無駄に振り回されることなく、あえて情報の量を制限しています。
例えば、投資系の情報は週1回の定期的なチェックにとどめ、常に最新の情報を追いかけないようにします。
また、専門性も無いのに無駄に投資や経済を語りたがる素人インフルエンサー等の情報を遮断したり、過度に投資パフォーマンスを誇示するアカウントをフォローしないなど、情報源を厳選することがポイントです。
成功した経営者が経済を語る、個人投資家が投資で一発当てただけでプロ投資家気どりをするなど、投資家にとって無益でしかない情報は、投資初心者にはもはや害悪です。
これらを避ける事で、相場の一時的な変動や他人の成功談に影響されることなく、自分の投資戦略に集中できます。
加えて、情報を整理することで思考がクリアになり、より冷静かつ論理的な投資判断ができるようになります。
情報の断捨離こそが、投資判断のブレをなくし、安定した資産形成を支える秘訣です。
投資の複利効果を最大限に活用
FIREを実現するためには、単なる節約だけでは限界があります。
成功者たちは、投資による複利効果を最大限に活用することを実践しています。
節約は重要ですが、それだけでは資産を大きく増やすことは難しいため、お金を働かせることが不可欠です。
複利効果とは、投資の利益がさらに利益を生む仕組みで、時間を味方に付けることで少額でも長期的に大きなリターンを得ることができます。
FIRE達成者は、若い頃から定期的に積立投資を行い、少額でも長期間運用し続けています。
例えば、月々数万円の投資を20年続けることで、複利が効き、最初は小さな利益でも後に大きなリターンを生むことができます。
特にインデックスファンドを利用した長期投資が効果的です。
これにより、日々の節約に依存せず、投資資産を着実に増やし経済的自立を実現するのです。
複利効果を活用し、お金を自分のために働かせることこそFIRE達成のカギとなります。
FIRE後も働き続けることが前提
FIREを目指す人の中に、達成後は完全に働かない生活を夢見る人が多いですが、成功者たちはFIRE後も働き続けることを前提に資産設計を行っています。
なぜなら、完全な引退生活ではなく、自分のペースで働くことこそ、精神的な安定や充実感を保ちつつ、資産形成を続ける秘訣だからです。
確かに、FIREは働かない権利を獲得した人の事を言います。
しかし、成功者は働かない権利ではなく、嫌な仕事をしない権利と考えるのです。
社会人になると、本人の意志に関わらず人生の多くの時間を労働に費やします。
その労働が本人にとって天職となれば良いですが、多くの人はそうはいきません。
詐欺まがいな仕事、社会にとって意味のない仕事、こう言った嫌な仕事でも生活のためには仕方ない、そう諦めて自分の人生の大半を使い果たしてしまう。
だからこそ、FIRE後は意地でも働きたくないと考えるのは無理もありません。
しかし、成功者はFIREを達成した後も、全くの無収入になるのではなく、自分が楽しめる分野での軽い仕事やフリーランスとして働くことを前提にしています。
たとえば、趣味の延長で小さなビジネスを始めたり、専門的なスキルを活かしてコンサルティング業務を行ったりすることが一般的です。
これにより、物理的に資産を使いすぎることなく、安定的なキャッシュフローを維持できます。
さらに、FIRE後も働くことで、社会とのつながりや自己成長が促され、精神的な満足感が得られます。
このように、完全引退を目指すのではなく、自分らしく生きるための働き方を選ぶことが、FIRE成功者たちの最も重要な特徴です。
嫌なら辞めれば良い、これこそFIRE達成者が持つ権利なのです。
まとめ
いかがでしたか?
仕事とは、単にお金を稼ぐのが目的ではありません。
そして、世間で言われている好きな仕事は仕事にならない、と言う言葉も仕事の本質を捉えておらず嘘です。
あなたの人生、何が一番重要ですか?
その本質が理解出来て初めて、FIREへの第一歩が踏み出せるのかもしれません。
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