- 3日(水)米3月ISM非製造業景気指数発表
- 5日(金)米3月雇用統計発表
- コモディティ価格が上昇基調
これまでの動き
米国は先週末が連休であったため、目立った動きがない展開となりました。
先週金曜日に発表された米2月PCEデフレーターの結果も概ね予想通りであったことも、株式市場を大きく動かすことなく終えた要因かもしれません。
FRB(米連邦準備制度理事会)が考える2024年の利下げ回数は3回と言われています。
投資家の間では、5月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では現状維持が9割を超えているものの、6月のFOMCでは約65%が0.25%の利下げに踏み切るのではないかと考えられており、早ければ6月に利下げを開始するのではないかと言われています。
その後は9月に2回目、12月に3回目と言う流れで利下げが行われると予想しています。
確かに、3月のFOMC後のパウエル議長会見でハト派姿勢が示されましたが、今後の経済指標によっては利下げ回数が減る可能性もあります。
その証拠に、FRBメンバーの中から利下げを急ぐ必要がない旨の発言が出ており、加えて直近のコモディティ価格上昇など、インフレが再燃する懸念が見られる情報もあります。
更に5月のFOMCまで時間がありますので、経済指標の結果によっては5月のFOMC時点で何らかのタカ派姿勢が見られる可能性があります。
米国は日本の様に景気悪化懸念はないものの、需要過多によるインフレが再燃するようでは利下げどころではなくなります。
そうなると、利下げを織り込んでいた投資家が失望し、売り圧力となって株価にはネガティブ要因となります。
利下げ回数が減るとなると金利上昇要因となりますので、株価にとって更にネガティブ要因が加わります。
ここの所順調に上昇してきた米国株も、今までの様な上昇基調からやや足踏みする可能性が考えられます。
しかし、大きな流れの変化までは起きないでしょう。
逆に言えば、今までの上昇基調が急ピッチであったため元の速度に戻ると考えるのが自然です。
今年から新NISA(少額投資非課税制度)を始めた投資初心者は、正しいファンド選びが出来た後はコツコツ継続する事が大事ですので、短期的な視点を持たず、他人の成果を羨まずしっかり未来に向けて投資しましょう。
これからの投資戦略
引き続き成長銘柄に投資しましょう。
新年度に入って心機一転新しく何かに取り組む考えを持つ社会人に投資はぴったりだと思います。
あなたの投資目的を明確にし、無理のない金額からコツコツ続けることが投資の第一歩です。
投資は時間が最も大事な要素ですので、一日でも早く始めるに越したことは有りません。
しかし、だからと言って商品は何でも良い、情報はそこら辺の無料で良いなどと勘違いしてはいけません。
投資初心者の約9割が1年以内に退場する要因は、自らの判断ミスや知識不足が招いていますので、投資はほったらかしにしながらも、時間があるときは自らでホームワークをするぐらいの意識は持ちましょう。
何も知らずに一喜一憂する投資家はすぐに退場します。
あなたは本来何がしたかったのかをよく考えながら投資手段を選びましょう。
まとめ
いかがでしたか?
4月に入って、日本では新生活をスタートさせる人が多いと思います。
あなたがどのような人生を送りたいのかを早い段階から考えておくことこそ、あなたにとって有意義な人生をなることでしょう。
その手段の一つとして投資は存在します。