1日(水)米5月FOMC
3日(金)米4月雇用統計発表
個人消費の伸びがインフレを再燃させるか
これまでの動き
直近の経済指標が予想を上回る結果が続き、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げの回数を減らすのではないかとの思惑からハイテク株を中心に下落しましたが、ひとまずパウエル議長会見を待つ動きが広がった事やアルファベット(ティッカーシンボル:GOOG)やマイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)など、マグニフィセントセブン銘柄が決算クリアした事でハイテク株を中心に堅調な週となりました。
米国の政策金利に関しては警戒が必要なものの、日・米共に本格化している決算に関しては7割以上の企業が好調であるなどポジティブ要因も散見されます。
ただし、テスラ(ティッカーシンボル:TSLA)などマグニフィセントセブン銘柄でも決算ミスする企業があるため、すべての企業が堅調を言う訳ではありません。
引き続き決算内容を確認しながら、今後も保有するべき銘柄を精査しましょう。
利下げに関する情報において、5月・6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では現状維持が予想されており、2024年当初に予想されていた利下げ時期は大幅に後退するでしょう。
FRBメンバーも、事あるごとに利下げ後退のメッセージを出し続けており、FRBに逆らうような早期利下げを織り込むのは間違いでしょう。
11月に米大統領選挙もあることから、FRBとしても積極的に動き難い事や米国経済の底堅さなどにより利下げ理由が無いのが現状です。
つまり、これまでの様な上昇基調は小休止となり、これからは吟味した投資戦略を用いなければなりません。
夏場に向けた投資は、これまで以上に気を引き締めて臨む必要があります。
これからの投資戦略
決算内容を確認しましょう。
半導体セクターの決算ミスから急落したように、これから決算を迎えるエヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)など重要な企業の決算は見逃さないようにしましょう。
個別株は特に今後の成長を期待されている部分が大きく、投資家にとって良好な経営が出来るかどうかはしっかり知る必要があります。
一方で、長期投資や積立投資は今回の下落時にも動揺せず淡々と積み立てる事が必要で、真にお金が必要になるその時まで継続できるマインドを高めるための意識を心掛けましょう。
あなたにとって必要のない情報であっても、過度に悲観的な情報を鵜呑みにすれば投資を止めてしまうように、多くの投資初心者は周りの雑音によって1年以内にほぼ止めてしまいます。
あなたの投資目的が長期投資であるならば、最初に決めた目的に従ってコツコツ継続し余計な情報に踊らされないようにしましょう。
それが将来のあなたを助ける事に繋がります。
まとめ
いかがでしたか?
直近の下落でまたしても多くの投資初心者が脱落した事でしょう。
長期投資なら短期の上下に一喜一憂してはいけません。
しかし、下落の経験をしていない投資初心者は目の前のストレスから逃れたい一心で解約してしまうのです。
長期投資は時間とマインドが大事ですので、最低限度の理解はしておきましょう。