- 30日(木)米第1四半期実質GDP発表
- 31日(金)米4月PCEデフレーター発表
- AI関連銘柄が相場を牽引
これまでの動き
多くの投資家が注目していたエヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)の決算が発表され、EPS(1株当たり純利益)・売上高・ガイダンス共にコンセンサス予想をクリアしたため、AI関連銘柄や半導体セクターを中心に堅調な週となりました。
エヌビディアはAIにとって重要なGPUの製造大手であり、これからくるAI時代のシステムにとって不可欠な存在です。
従って、エヌビディアの売上や成長予測がそのままAIブームの成長と言っても過言ではありませんので、機関投資家だけでなく個人投資家も注目していた訳です。
日本でも半導体製造工場などを海外から誘致している事が話題になりますが、日本の工場は最先端の製品ではありませんので、やはり米国の最先端半導体がAI関連にとっては重要になります。
世界の相場を牽引しているのは間違いなく米国のAI関連銘柄ですので、主要指数を含めて投資家全てがこの流れを把握しなければなりません。
しかし、かつてあったドットコムバブル崩壊の様に、いずれはAIブームも終焉を迎える日が来ます。
ですが、それがすぐそこまで迫っていると言うようなことは無く、今はビジネスを含めたすべてのシステムがAIのサポートに置き換わる過渡期ですので、旺盛な需要を享受しながら成長してくことでしょう。
そのため、例年の夏枯れ相場などの可能性はあっても、今後も基本的には上昇基調と考え投資して良いと考えます。
新NISAが始まってから投資を始めた投資初心者が、年始に一括で投資しておけばよかったと悔やむ気持ちも分かりますが、1月初旬の下落の時にはそのような事を言っていた投資家はいませんでした。
つまり、これはあくまで結果論であり、もっと言えばあなたの投資目的が長期投資なのであればそれすらも誤差の範囲であり気にする必要はありません。
他人の投資成果を見ても何の参考にもなりませんので、あなたの投資目的に合った情報を仕入れましょう。
これからの投資戦略
それぞれの投資目的に合わせて投資しましょう。
個別株とインデックスファンド、投資と投機、同じ株式投資と言えども目的や考え方は全く違います。
つまり、目的の違う者同士が議論しても意味は無く、それぞれが自分自身のためにコツコツ継続すればよい話です。
2024年はこれまで堅調に推移してきましたし、今後も短期的なラリーは継続する事でしょう。
誰もが含み益に喜んでいる状況にあると、余計な事を考える欲が湧き出てきます。
個人投資家の中でも特に投資初心者にありがちで、相場が順調であることで勘違いを起こし、目的と違う商品に手を出したことで株式市場から退場していく人が後を絶ちません。
インターネットが発達した事で情報が民主化され、誰でも気軽に多くの情報にアクセスできるようになりました。
しかし、それは情報の受け手の情報処理能力に依存する結果となり、最終的には誤った情報に踊らされる構図となります。
そのため、あなたが当初決めた目的やルールを何度も見直すなど、無駄な情報に振り回されない様に気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
2024年の株式市場は明るいまま後半戦を迎えそうです。
FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ時期や回数などが変化していく中、しっかりと状況を把握しながら無理なく投資を続けましょう。
それがあなたの人生の活力となります。