今週の重要指標とクリスマス休暇前の考え方

心得
  • 23日にPCEデフレーターの発表
  • 米国リセッション入りはほぼ確実
  • 個人消費の落ち込みは顕著である

今週の重要指標とは

今週はCPI(消費者物価指数)と同じく消費の指標であるPCEデフレーターの発表となります。

米商務省経済分析局が毎月発表しているもので、幅広い品目など個人消費に係る重要な指標です。

23日金曜日に発表され、予想は前年比5.6%となっています。

過去の推移を見てみると

7月6.4%

8月6.0%

9月6.3%

10月6.0%

となっており、CPI(消費者物価指数)と比べて低下率は低いと考えられています。

一方で、CPI(消費者物価指数)の推移からもわかる通り、米国内の個人消費は確実に減速しているため予想を下回る結果が出ても可笑しくありません。

個人消費の低下はインフレの抑制を意味しますので投資家にとってはポジティブ要因ですが、米国経済が不況に突入する事でもありリセッション入りは免れないと考えます。

リセッション入りに対してFRB(米連邦準備制度理事会)が対応を誤るとは考え難いですが、今は利上げスタンスを堅持していることがタカ派と捉えられ株価が下落しているのでしょう。

従って、楽観視していた投資家が冷や水を浴びせられギクシャクしたものの今後も下落が続く可能性は低いと予想されます。

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年末までの株式市場の考え方

FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は会見で政策は順調であると考えているが、それですぐに金融引き締めを止める訳ではないためタカ派寄りと捉えられていますが下落は限定的と考えます。

直近の下落でサンタクロースラリーは期待できないとの考えと、2023年も引き続き下落相場になるとの考えが広がっていますが、金利上昇局面が最終段階まで来ている事を考えれば金融引き締めが継続する可能性は低く今年の様な下落相場になる事はないでしょう。

加えて、続々とレイオフが発表され米国経済が不況となり、それが株式市場に悪影響を及ぼすとの考えも逆さまであり、先見性を持つ株式市場の性質を考えればFRB(米連邦準備制度理事会)の政策変更を見据えて先に株価は上昇すると考えます。

つまり、今は本格的に投資機会を考える時期であり、積極的に相場と向き合う必要があります。

積立投資を継続するのは勿論の事、新たな投資機会を探しに行くチャンスでもあります。

上昇相場に乗り遅れないよう準備して下さい。

まとめ

いかがでしたか?

株価の短期的な動きに一喜一憂せず今一度冷静になって考えましょう。

FRB(米連邦公開市場委員会)の動向に逆らうことなく、かと言って重要指標からその後の展開を考え投資をしていかなければいつまで経っても儲かる事は出来ません。

引き続きホームワークに励みましょう。

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