米11月CPIの結果と考え方

資産形成
  • インフレは確実に減速している
  • 株式市場にはポジティブ要因

米11月CPIの結果

米11月CPIの結果は以下の通り。

前年比予想7.3%に対し、結果7.1%

前月比予想0.2%に対し、結果0.1%

米11月コアCPIの結果は以下の通り。

前年比予想6.1%に対し、結果6.0%

前月比予想0.3%に対し、結果0.2%

いずれも前回より低下しており、インフレは確実に減速しています。

FRB(米連邦準備制度理事会)は直近の課題であるインフレ退治で政策金利を上げ続けていましたので、今回の結果はその政策変更が期待できる内容でした。

これにより株価は上昇し、新たな相場上昇の一因となっています。

今回の結果は、投資家の間ではある程度織り込まれていたため前回の様なポジティブサプライズとはなりませんでしたが、今の所FRB(米連邦準備制度理事会)の思惑通りインフレを抑え込んでいますので株式市場に対しては強気に考えるべきです。

しかし、これで完全に問題が解決した訳ではなく、内訳での食料品価格や賃金インフレは高いままのためFOMC(米連邦公開市場委員会)後に行われるパウエル議長の会見の内容を精査する必要があります。

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2022年年末までの投資戦略

引き続き買い姿勢で臨むべきです。

今から新たな相場が形成されるため、その流れに確実に乗れるよう準備する必要があります。

その際注意する点は、為替と投資セクターです。

為替は今までの様なドル独歩高になる可能性は極めて低く、仮に米国がリセッション入りした場合FRB(米連邦公開市場委員会)は緩和措置に踏み切る可能性があり、その場合はドル安要因となります。

投資セクターは、今までブームとなったセクターに再度投資してはならないという事です。

去年までブームとなっていたSaaS企業などのハイテク企業は年初来大きく下落してきました。

値ごろ感から投資を検討したい気持ちがあるのは分かりますが、一旦ブームが去った後再び上昇するには日柄が足らず、他のセクターや指数などに対しアウトパフォームする可能性が高いのです。

従って、注意する点があるため強気一辺倒ではなく慎重に投資先を選ぶべきです。

暗号資産などもブームになりましたが、そのような投資対象は今回外しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

年末に向けて大事なイベントが続きますが、投資は継続していきましょう。

そのためにしっかりと準備してきたでしょうから、ホームワークを欠かさず資産を増やしましょう。

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