長期投資で退場しない習慣、10年続けた投資家が語るやめたくなる瞬間との戦い方

資産形成

長期投資は資産形成の王道といわれますが、実際に10年、20年と続けられる人は意外と多くありません。

株価の急落に心を揺さぶられたり、周囲の成功談に焦ったり、もう投資なんてやめたいと思った瞬間は誰にでも訪れます。

実際、投資初心者の多くが数年で退場してしまうのも事実です。

私自身も投資歴10年以上の中で、リーマンショック級の暴落や含み損100万円超えといったやめたくなる瞬間に何度も直面しました。

しかし、いくつかの習慣を身につけたことで、投資を続けることができ、資産も着実に積み上げてきました。

本記事では、長期投資で退場しないための習慣と戦い方を具体的に解説します。

この記事を読み終えたとき、あなたも続けるための武器を手にしているはずです。

投資初心者が退場してしまう典型的な理由

投資を始める人の多くが、長期で資産形成をしようと意気込んでスタートします。

しかし、実際には数年以内に投資から退場してしまう初心者が少なくありません。

その理由は大きく分けて三つあります。

第一に、短期的な値動きに振り回されることです。

株価や投資信託の基準価額は日々上下しますが、投資初心者は数%の下落にも大損したと感じやすい傾向があります。

逆に、少し上がると今のうちに売らないと利益が消えると焦ってしまい、結果として安く売って高く買うという失敗を繰り返し、心が疲れて退場してしまうのです。

第二に、資金管理の甘さがあります。

本来、投資は余剰資金で行うべきですが、生活費や教育費など本来使うべきお金まで投資に回してしまうと、下落相場のときに現金が必要だから仕方なく売るという事態に陥ります。

このような強制的な損切りが続くと、投資は危険だという印象だけが残り、継続できなくなります。

第三に、他人との比較による焦りです。

SNSやニュースでは、数カ月で資産が倍になった、仮想通貨で一攫千金といった派手な成功談が目立ちます。

投資初心者はそれを見て自分の成果を小さく感じ、地道な長期投資を馬鹿らしく思ってしまいがちです。

その結果、短期売買に手を出して失敗し、最終的に退場へ追い込まれるケースも少なくありません。

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やめたくなる瞬間との戦い方

投資を続けていると、必ずやめたくなる瞬間が訪れます。

これは初心者に限らず、10年以上投資を続けてきた私でも何度も経験してきました。

大切なのは、その瞬間にどう向き合いどう行動するかです。

まず一番多いのが大幅な暴落時です。

株価が連日下落すると、もうこれ以上は耐えられないと思うのは自然なことです。

しかし、歴史を振り返ればリーマンショックやコロナショックの後も市場は必ず回復してきました。

私は過去のチャートやデータを見返し、暴落は一時的なノイズにすぎないと自分に言い聞かせることで、売らずに乗り切ることができました。

次に、他人と比較してしまう瞬間です。

SNSでは、短期で資産を倍にしたという話が目に飛び込んできます。

そうしたときに私は、自分の投資目的は何かを書き出すようにしています。

老後資金の準備なのか、子どもの教育資金なのか。

目的を再確認すると、他人と比べることの無意味さに気づき焦りが和らぎます。

さらに、含み損が積み重なったときも大きな試練です。

私自身、含み損が100万円を超えたことがあり強い不安に襲われました。

そのときに役立ったのが投資日記でした。

過去に積立を続けて成果が出た体験を読み返すことで、継続さえすればプラスになる可能性が高いと冷静さを取り戻せたのです。

まとめ

いかがでしたか?

長期投資で資産を築くために一番大切なのは、市場に居続けることです。

どれほど優れた銘柄を選んでも、どれほど知識を積み重ねても、途中で退場してしまえば成果はゼロになります。

逆に言えば、退場しない習慣を身につけることが成功する投資家への最短ルートです。

私自身、10年以上投資を続ける中でやめたくなる瞬間に何度も直面しましたが、これらの習慣に助けられて投資を継続することができました。

そして振り返ると、投資で成果を得られた一番の理由は続けたことに尽きます。

あなたも今日から小さな習慣を積み重ね、未来の自分に資産という最高のプレゼントを残してください。

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