【9月30日~10月4日】重要イベントと考え方

心得
  • 1日(火)米9月ISM製造業景況感指数発表
  • 4日(金)米9月雇用統計発表
  • 追加利下げに対する動向

これまでの動き

米国は、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.50%利下げを決定し、それまで下落に苦しんでいたハイテク株を中心に堅調な週となりました。

AI関連銘柄や半導体セクターは今年の相場を牽引してきましたが、直近の決算でガイダンスがコンセンサス予想に達しない企業が見受けられたため、AIバブルが終息するとの観測から急速に値を下げる展開もありました。

確かに、決算ミスした企業の株は手放すのが王道ですが、今回はAI関連銘柄や半導体セクターと言うだけで下げた場面もあったためこのような事態が起こってしまいました。

しかし、FRB(米連邦準備制度理事会)が事前に発信していたように、9月からの政策変更が実行されると投資家も再び見直す形で堅調さを取り戻しました。

2024年のFOMCは11月と12月の残り2回となり、投資家の間では11月に再び0.50%利下げする確率が5割を超えている一方で現状維持(利下げしない)と考える投資家はいません。

最後に行われる12月のFOMC、つまり2024年末のFF金利(フェデラルファンズレート)は4.00%~4.25%になると予想する投資家が5割を超えています。

つまり、多くの投資家は今後も利下げが続くと考えており、米国株にとってはポジティブ要因となります。

対して、為替に関しては短期的な上昇要因であった日米金利差が縮まる事から、円高ドル安の流れが強まることが考えられます。

従って、海外資産を持つ日本の投資家にとっては為替差損の影響を受けやすく、為替の影響に負けないくらいに成長する海外資産を保有していないと、資産全体が目減りする可能性があるという訳です。

米国株の成長は為替差損を気にせず投資出来るだけの力がありますので、今後も資産形成のメインになるのは間違いないでしょう。

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一方日本では、貨幣観無き総裁選が金曜日に決着し、それまでは高市氏が次の総裁になり日本経済は再生するとの期待感から先回りした投資家が増え、円安株高の理想的な流れが生まれていました。

しかし、東京マーケットが閉まる15時後に開票結果が判明し、投資家の予想に反し石破氏が総裁に決まったため、投資家の大きな失望から瞬時に反転し先物市場で一気に暴落に転じました。

加えて、日本銀行も財務省の言いなりで意味不明の追加利上げを断行する可能性など、経済の崩壊が懸念され一気に4円以上の円高に推移しました。

これは石破氏に対する投資家の明確な拒絶であり、暴落からの一時的な反発はあっても短期的な暴落が続く事は避けられないでしょう。

早くも解散報道が出ているのも、石破氏に期待していない日本国民が選挙ではっきりとした行動を起こす前に済ませてやろうと言う意図が見え見えであり、醜悪さを隠す気が全くありません。

それでも解散を断行するのは、日本国民は正確な判断が出来ないと確信しており、これからもどれだけ搾取や淘汰をしても何も変わらないだろうと言う考えがあるからでしょう。

日本国民は30年以上痛めつけられても文句一つ言わず従順で、まだ搾取しても意識を変えないだろうと考えています。

岸田政権で嫌と言うほど増税・緊縮を見せられ、能登地震は捨て去られ、政治家の醜態を露骨に晒してもなお日本国民は平和ボケして変化を受け入れないと言う確信があるのです。

しかし、投資家は先行きを見通し行動するため、メディアの洗脳や醜態を晒す現状を呑気に傍観することは無いのです。

従って、今後の日本株も日本経済にも全く投資価値はありません。

貯金なら大丈夫だと考える人は、日本経済に全財産投資しているのと変わりないので今後どのような悲劇に見舞われても変わらないでしょう。

あなたがどちらを選ぶかは、あなた自身の判断と行動しかありません。

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これからの投資戦略

成長する分野に投資しましょう

これから利下げが始まる市場と利上げが続く市場とどちらに投資すべきかは、誰が考えても明らかです。

加えて、ドル安による新興国への妙味もあり、投資家にとっては年末に向けて楽しみな相場となるでしょう。

当然ですが、最大の関心事である11月の米国大統領選挙の行方が未だはっきりしない以上、リスクフリーで投資できる環境でない事だけは理解しましょう。

個別株投資も、資金を一気に投入するのではなく時間分散の意識をもって行動し、長期投資家は今まで通りコツコツ積立投資を継続する事が大事です。

あなたの時間は有限であり、時間は決して元には戻りません

今の積み重ねが将来のあなたですので、老後ばかりを気にする事は推奨されませんので、今の行動や考えを日々見直しましょう。

資産形成は、その思考や行動は必ずあなたの人生にとってプラスとなりますので、早い段階から行動に移せるような環境を整えましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今後はますます明暗が分かれる事となるでしょう。

それは人生・資産・幸福などありとあらゆるものの格差が拡大する事の表れかもしれません。

あなたはどうなりたいのか、そのためにはどうするべきなのか一生懸命考えましょう。

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