【11月25日~29日】重要イベントと考え方

心得
  • 26日(火)米11月FOMC議事要旨公表
  • 27日(水)米10月PCEデフレーター発表
  • 12月のFOMCでの利下げ確率

これまでの動き

米大統領選挙がトランプ氏の勝利に終わり、その後の経済政策期待からトランプラリーが発生しました。

その後、米長期金利の上昇や半導体セクターへの需要減退懸念などで調整はあったものの、先週は概ね堅調な週となりました。

先週は世界が注目していたエヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)の決算が発表され、コンセンサス予想を上回る良好な決算となりました。

しかし、一部過剰な期待を持つ投資家の間で失望感が示された事で多少値動きの荒い日がありましたが、市場全体に影響を与える様なものではありませんでした。

経済指標に関しても、米国経済の底堅さが確認できるような結果が相次ぎ、経済に対する堅調さが維持された一方で、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で「もしかしたら利下げはないのでは?」との憶測がネガティブ要因となる場面もありました。

投資家の間でも、12月のFOMCで0.25%利下げの確率が約50%と先月に比べると大幅に低下し、現状維持の可能性と拮抗しています。

これは、直近の経済指標が予想を上回った事でFRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに動かないのではとの憶測が出ているからです。

確かに、通常利下げをする場面とは国内の景気が下降気味、又は不景気の時に実行される政策であるため米国経済が底堅いのであれば本来は利下げの必要がありません。

しかし、2022年に起きた急激なインフレを鎮静化するため、急ピッチで利上げしてきた反動が起きているのも確かなため難しい選択を迫られています。

投資家にとっても、長かった高金利の時代が終わり、ようやくこれから利下げ政策への転換からリスク資産への投資機会を得た矢先の出来事なため、過度に楽観視した投資家が失望するのも無理はありません。

2025年からトランプ政権がスタートすることから、来年以降のFRBのスタンスや重視する政策などに注視する必要があるでしょう。

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これからの投資戦略

決算良好銘柄に投資しましょう

注目されたエヌビディアの決算は無事通過し、再び成長期待への投資が始まっています。

米国株は、今やその企業の価値に注目が集まっており、それぞれの企業がターゲットにしている顧客にどれだけの価値を提供できるのか、又企業自体がどれだけの価値があるのかが投資の指標となります。

しかし、米国株自体はバリュエーションが高くなっているため、個別株投資においてはより慎重にならなければなりません。

高金利下ではスタートアップ企業など利益を生み出さない企業に投資するタイミングではないため、米国株ならどこでも良いという考えを捨てましょう。

ホームワークの時間が無いのであれば、素直に長期投資家と同じようにインデックスファンドをメインに投資する事が最善でしょう。

賢い投資家であれば、インデックスファンドを土台にして個別株はあくまで投資資金の一部で運用すると言う考えが王道である事は理解しているでしょう。

投資初心者も、無益な情報に従うことなく愚直に継続する事が結局一番の近道なのです。

目先の損得に惑わされず、投資に対し真摯に向き合うことが重要です。

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まとめ

いかがでしたか?

今年の重要イベントは12月のFOMCぐらいかもしれません。

しかし、2025年に向けて今からでも出来る事は沢山ありますので、引き続きホームワークを続けましょう。

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