世界中で物価上昇する時代に突入し、いよいよ我慢だけでは限界を迎える今日この頃ですが
毎月ちゃんと節約してるのに、なぜかお金が全然貯まらない
そんなモヤモヤを抱えたこと、ありませんか?
節約はもちろん大事なことですが、節約だけに頼りすぎてしまうと、実はお金が増えないどころか将来的に損をする可能性もあるのです。
では、なぜ節約だけではお金が増えないのか一緒に考えていきましょう。
そして、どうすればそこから脱出できるかも併せて考えましょう。
なぜ節約だけではお金が増えないのか?
インフレが加速するこのご時世では、節約はもちろん大切です。
なぜなら、無駄な支出を削減することで手元に残るお金を増やすことができるからです。
しかし、日々の節約には限界があります。
水道代や電気代を数百円節約しても、その努力に対して得られるリターンは微々たるものでしかありません。
時間と労力をかけた割に成果が小さいことが多いのが現実です。
さらに、節約はあくまで守るお金の技術であって、増やすお金の技術ではありません。
仮に毎月5,000円を節約しても、それを銀行口座に入れたままでは利息もほとんどつかず、物価の上昇によって実質的な価値は年々目減りしていきます。
つまり、節約だけに頼っていては、いずれジリ貧になるリスクがあるのです。
お金を本当に増やしたいのであれば、節約で浮いたお金を働かせる=投資に回すことが不可欠です。
節約で貧乏になる人の共通点とは?
節約は本来、生活を豊かにするための手段ですが、間違ったやり方を続けると逆に貧乏思考に陥ってしまうことがあります。
たとえば、安いからという理由だけで質の悪い商品を買い、すぐ壊れて結局買い直す人が大勢います。
たとえ初期投資が抑えられたとしても、これでは結局出費も手間も増えるだけです。
また、効果の薄い節約を徹底しすぎることで、ストレスが溜まり家族関係にまで悪影響を及ぼすケースもあります。
そして最も多いのが、節約で浮いたお金をただ貯金して終わりにしてしまうことです。
銀行に眠らせたお金は、物価上昇により年々その価値が減っていきます。
これまでの日本は長年のデフレによってその実感を感じる事はありませんでしたが、今やその段階はとうに過ぎ去り大きく変化してしまいました。
つまり、節約することが目的になりすぎて、お金を活かす発想が欠けているのが共通点です。
節約はあくまで手段です。
その先にあるお金の使い方や増やし方が重要なのです。
どうすればいいの?節約の正しい活かし方
では、節約だけではお金が増えないとしたら、どうすれば本当の意味で資産を増やすことができるのでしょうか?
答えはシンプルで、節約で生まれたお金を消費ではなく資産に変えることです。
まず、節約はやみくもに頑張るものではなく仕組み化するのが鉄則です。
特に効果が高いのが固定費の見直しです。
例えば、格安SIMに乗り換えることで年間3~5万円の節約が可能ですし、使っていないサブスクを解約すれば、それだけで月数千円が浮きます。
電力会社や保険の見直しも大きな削減効果があります。
これらは一度手続きをすれば、その後は何もしなくても毎月お金が残るようになります。
このようにして浮いたお金、例えば毎月5,000円〜1万円をなんとなく貯金するのではなく、お金を働かせる投資に回すことが重要です。
例えば、新NISAやiDeCoなどの制度を活用すれば、税金の優遇を受けながら、効率的にお金を増やしていくことができます。
仮に月1万円を年利5%で20年間運用した場合、元本240万円が約330万円に増えるなどただ節約するだけでは生まれないお金が得られる可能性が期待できます。
(この辺りは以前の記事でも紹介したように失敗しない注意を)
また、投資の経験が無い人が投資と聞くと損をしそう・怖いと感じるかもしれません。
しかし、重要なのは短期の売買ではなく、長期・積立・分散を意識した堅実な資産形成です。
市場全体に投資するインデックスファンドを中心に、ドルコスト平均法で毎月定額ずつ積み立てることで、リスクを抑えながら着実にお金を増やしていくことができます。
つまり、節約とは収支をプラスにするスタート地点であり、その後お金をどう動かすかで未来の結果が変わります。
節約を我慢や制限と捉えるのではなく、未来の資産づくりの第一歩と捉えることで、精神的な満足感も得やすくなります。
節約は目的じゃなく、お金を育てる準備にすぎない
節約は、あくまでゴールではなくスタート地点です。
本当の目的は節約して浮いたお金をどう使うか、どう育てるかにあります。
いくら支出を減らしても、お金をただ貯めるだけでは今の物価上昇には勝てず、実質的な資産は目減りしていきます。
つまり、節約だけに満足してしまうと、貯まらないループにハマってしまうのです。
大切なのは、節約して生まれた余剰資金を働かせることです。
例えば、前述したように新NISAやiDeCoなど現状有利な制度で長期的に資産運用すれば、お金は少しずつでも着実に増えていくことが期待できます。
節約は守りの第一歩ですが、そこから攻めの資産形成につなげてこそ意味があります。
節約は、お金を増やす準備期間と言う意識が、あなたの未来を大きく変えていくのです。
まとめ
いかがでしたか?
日本の賃金上昇が物価上昇に追いついておらず、実質賃金は下落し続けています。
加えて、これまでコストプッシュインフレだった日本も、長年の失政で全体の供給力が毀損された結果、ついにサプライロスインフレに突入する最悪の事態となりました。
これからは、より格差が拡大する中でまともに生きる事すらままならなくなるかもしれません。
あなたがそのような事にならないように、今から出来る事は何でもしていきましょう。