【初心者必見】なぜ高値掴みしてしまうのか?マーフィーの法則と投資の落とし穴とは

資産形成

「また買った直後に下がった…」

「なんで売ったとたんに上がるの?」

投資初心者の多くが経験する逆をいく結果がこれです。

でも、これはあなただけの問題ではありません。

実は、こうした失敗の多くは人間の本能によって引き起こされるのです。

この現象はマーフィーの法則(Murphy’s Law of Investing)として、投資の世界では広く知られています。

この法則を知ることで、なぜ投資でうまくいかないのか、どうすれば感情に流されず資産形成ができるのかが見えてきます。

この記事では、マーフィーの法則の本質をわかりやすく解説しながら、初心者でもできる失敗しない投資戦略を紹介します。

これから投資を始めたい、いつも損してばかり…という方に必ず役立つ内容です。

マーフィーの法則とは?

本来のマーフィーの法則は、失敗する可能性があるものは必ず失敗するという皮肉めいた格言です。

投資におけるマーフィーの法則はそれを応用したもので、人は間違ったタイミングで買い正しいタイミングで売ってしまうという現象を指します。

なぜこうした行動が起こるのかというと、感情に左右された投資判断が原因です。

相場が上がると今買わないと損するかもと焦って高値掴みをし、下がるとこれ以上下がったらどうしようと不安で底値売りをしてしまうのです。

このような失敗を防ぐためには、感情を排除したルールベースの投資が必要不可欠です。

たとえば、毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法や、あらかじめ売買ルールを決めておくことで、冷静な判断を保つことができます。

マーフィーの法則は、初心者だから陥るというものではなく、誰にでも起こりうる心理的な落とし穴です。

だからこそ、仕組みを整え、感情ではなく戦略で資産形成を進めることが重要なのです。

スポンサーリンク

感情投資が資産形成を阻む理由

投資でなかなか成果が出ない人の多くが感情に任せた投資判断です。

これを感情投資と呼びます。

感情投資は、資産形成にとって最大の障害となります。

その理由は大きく3つあります。

まず一つ目は、欲望による高値掴みです。

株価や仮想通貨が急騰していると、今買わなければ損すると思ってしまい、すでに高くなっているタイミングで飛びつくケースがよくあります。

これはFOMO(取り残される不安)という心理に基づくものですが、冷静に考えればみんなが買っている=すでに上がりきっている可能性が高いのです。

二つ目は、恐怖による底値売りです。

下落相場ではこれ以上下がったらどうしようと不安になり、安値で手放してしまうことが多く見られます。

長期的に見れば一時的な調整だったとしても、恐怖心から手放してしまえば、値戻しの恩恵を受けることができません。

三つ目は、計画性の欠如です。

感情に左右される投資家は、その場の雰囲気で判断してしまうため、なぜ買ったのか、いつ売るのかなどのルールが曖昧です。

これは中長期的な資産形成において致命的です。

感情投資を防ぐには、あらかじめ売買ルールを決めておくことです。

そして毎月の積立投資など仕組み化された投資戦略を使うことが重要です。

感情ではなく戦略で動く人こそが、着実に資産を築けるのです。

マーフィーの法則に打ち勝つ!3つの資産形成ルール

「買えば下がる、売れば上がる…」

そんな投資あるあるに心当たりがある人は、マーフィーの法則にハマっている可能性があります。

これは偶然ではなく、感情に任せた投資判断がもたらす当然の結果です。

では、このマーフィーの法則にどう対抗すればいいのでしょうか?

ここでは、感情に左右されずに資産を築くための3つのルールを紹介します。

① 感情を排除するルールベース投資

最初にやるべきことは、買う・売る基準を明確に決めておくことです。
例:

  • 毎月一定額を積み立てる
  • 株価が●%下落しても売らない
  • ●年は売却しないと決める

こうしたルールがあれば、相場が荒れても冷静に判断できます。

感情ではなくルールで動くのが成功の第一歩です。

② 自動積立で時間分散する

どのタイミングで投資すべきか迷う人ほど、毎月一定額を自動で積立投資するのがおすすめです。

これはドルコスト平均法と呼ばれ、価格変動のリスクを抑える効果があります。

たとえば、S&P500や全世界株などのインデックスファンドに毎月1万円ずつ投資すれば、短期の値動きに一喜一憂せず、自然と長期目線の資産形成ができます。

③ 感情日記で自分のクセを知る

自分の投資判断を記録する投資ノートや感情日記をつけることで、失敗の原因となる感情パターンに気づけます。

  • なぜ買ったのか?
  • なぜ売ったのか?
  • そのときの感情は?

これを見返すことで、次回の判断が冷静になり、自制心のある投資家に近づいていけます。

中長期にわたる投資は、なぜ買ったのかと言う投資目的が大事になってきます。

併せて、各銘柄の買う理由を書きだし、その理由が無くなったら売ると言うのが基本戦略です。

総じて、目先の株価に一喜一憂していないのが分かるはずです。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?

2025年4月頃のトランプショックで多くの投資初心者が市場から退場する、所謂新NISA損切り民が大量に発生しました。

しかし、直近の米国株主要指数の最高値更新を見て、再び市場に戻ってくると言う現象も見られます。

こうした失敗の連鎖は、事前に知っていれば避けられるものです。

自分の感情が判断にどう影響するかを理解し、ルールに従った投資行動を取ることで、マーフィーの法則に打ち勝つことができます。

資産形成は短期勝負ではありません。

失敗を繰り返さず、着実に進むためには、自分の中に潜むマーフィーに気づき、それを受け入れた上で戦略を立てることが必要です。

併せて読みたい:

【注意】投資初心者が短期目線で資産形成に失敗する5つの理由とは?

【初心者必見】投資して終わりは危険!投資後ホームワークとは?

【99%が知らない】富裕層の投資マインドとは?お金の増やし方の本質

タイトルとURLをコピーしました