株には先見性があるからです
決算シーズンを迎えるにあたって
保有する株は必ず確認しましょう
株価の上がり下がりより重要なの?
令和3年7月現在、米国株の2Q決算シーズンがスタートしており、日本でも主要企業の決算がもうすぐ始まります。
コロナ禍以後、世界では各国の金融政策・財政政策の効果が表れており、正しい政策を行った国から経済が再開されています。
日本は残念ながら先進国の中では後れを取っています。
今後も日本ではこの状態が続く事が予想され、経済再開には程遠い状態が続くと考えられます。
従って、日本株に投資するのはごく一部の成長企業であり、それでも日本自体の勢いがないため慎重に行う必要があります。
現在成長が期待できるのは米国であり、世界最大の経済大国である米国の企業の決算はとりわけ重要な意味を持っています。
決算の重要性については以前の記事でも触れていますので今回は割愛しますが、7月26日からは特に重要な企業の決算が控えており大事な週になるでしょう。
個別株の投資を行っているあなたはもちろん確認する必要がありますが、まだそこまで自信の無い投資初心者もGAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)に代表されるような有名な企業の決算は確認しておいた方が良いでしょう。
なぜなら、経済全体の今後を見通すヒントになり得るからです。
株価は常に先を織り込む習性がありますので、今後の経済がどうなるかを考える上で重要な指針になるのが決算です。
間違っても世の中に出回らない何か特別な情報がある訳ではなく、もしその様な事を言っている情報があればそれは詐欺だと判断した方が良いでしょう。
確定された何かが無いもの程、その様な嘘が平気で出回るのは仕方のない事です。
ですので、最終的にはあなたがその企業が発表する決算情報を確認し精査する事が必要になってきます。
ただし、最初からその様な事が出来るはずもありませんから、まずは様々な情報を参考にしながら自分で考える癖を付けましょう。
決算を見てからの判断はどうすべきか
あなたの見通しと違えば売りましょう
結果が悪かったら損切りしろって事?
あなたが今後成長すると思って買った株で、その決算が悪いものであれば即売りましょう。
資産形成だからと言って、個別株まで何が何でも長期投資する必要などありません。
長期投資は結果として長期で保有していたと言う結果なのであって、良かろうが悪かろうが持ち続けると言う意味ではありません。
それならば、素直に投資信託やETF(上場投資信託)を持ちましょう。
個別株を持つのであれば、基本は成長に対するリターンを取りに行くものですから、その企業の業績が悪くなれば保有はそこまでです。
逆に、高配当株式などの保有はインカムゲインが目的ですので、企業の成長には期待せず安定した配当を長期間貰えるかどうかが重要です。
その様な企業は大抵企業としての歴史があり、社会生活に不可欠な物になっている企業が多いです。(仮にそうでない企業が高い配当を出しているのであれば、それは決して長続きしません)
ですので、四半期ごとに訪れるこの決算をしっかり確認し、今後も保有するに値するかどうかをあなた自身で見極めてください。
決算だけはしっかり確認しよう
まとめ
いかがでしたか?
投機商品やデイトレードなどには必要のない事かもしれませんが、あなたが資産形成を目的で投資をしているなら避けては通れない事だと考えます。
決して難しく考えず、この先良くなるのか悪くなるのかだけでも考える事が出来るなら、変な情報に騙される事も少なくなるでしょう。
それが当たっているのか外れているのが問題ではありません。
あなた自身で考えたかどうかが重要なのです。
正しい知見の精度は徐々に上げていけば良いのです。
これからも、一緒に考えていきましょう