基本的に投機価値以外ありません
そもそも暗号資産の価値とは
価値を担保する根拠はありません
みんな欲しいから価格が上がってるじゃん?
令和3年3月14日現在、BTC(ビットコイン)の価格は円換算で650万円を超えています。
これは、2017年後半にBTCがバブルだと言われていた頃の価格が200万円前後でしたので、これを遥かに上回る程の上昇を見せています。
これによって、BTCを含めた暗号資産の相場が急騰しており、これからは暗号資産が通貨の代わり(仮想通貨)になると言う人まで現れています。
確かに、BTCを含めたいくつかの暗号資産は売買の決済に対応していますが、果たしてそんな事が起こるのでしょうか。
これだけ高騰してるんだからそうなるでしょ
結論から言えば、暗号資産は資産価値に対しての裏打ちが無いため、通貨としての役割を担う事はありません。
暗号資産は、複雑な数理処理(マイニング)を行う事で手に入れるか、他者から買い入れるかでしか手に入りません。
加えて、BTCは総量が決まっているから、理論上無限に発行できる法定通貨よりも価値があるとの意見もあります。
むしろ、そう言った確固とした裏打ちが無い事が理由となり、こうした価格の急騰を招いて投機的価値が生まれていると考えます。
その投機的価値こそ、参加者が群がってくる事で値動きが面白くなり、また新たな参加者が群がってくると言う構図が成り立ちます。
ですので、資産形成が目的で投資に取り組んでいるあなたが、こう言った暗号資産に手を出す必要はありません。
暗号資産が資産価値を持とうとするとどうなるか
政府によって潰されます
BTCは潰される様子は無いけど?
かつて2019年頃に、フェイスブック(ティッカーシンボルFB)が主導したLibra(リブラ)と言う暗号資産が開発されました。
これは他の暗号資産と違い、特定の自国通貨をリブラの価値の裏打ちとし、銀行口座を持てない様々な人に利用が可能な暗号資産を発行しようとしましたが、これは結果的に潰される事になりました。
リブラは現在、ディエムと名前を変え、規模は縮小傾向ではありますが開発が続けられています。
これとは違い、BTCはどこの国の通貨の裏打ちも無く、決済が可能な一部の企業のみで運用されています。
これではコモディティと同じ部類の金融商品になり、むしろ政府が手を出す必要も無い部類の話なのです。
従って、暗号資産は通貨の部類ではなく、金などと同じ部類で考えなければ正しい判断が出来ません。
金の価値については以前の記事で紹介はしていますから参考になれば幸いです。
そう言えば昔そんな話があったなぁ…
BTCの今後の考え方
参加者が増える限り上がり続けます
ハイリスク過ぎ!
今後のBTCの価格は、基本的には上昇して行くと考えます。
通貨としての価値はありませんが、金と同様の意味で保有されて落ち着くのかもしれません。
もしくは、参加者の資金が別の金融商品に向く事でまたこのブームは終わりを迎えるのかもしれませんが、当分は今の状況が続くでしょう。
ただし、何度も言いますが、資産形成で保有する金融商品でないのであなたにとって良い商品でないでしょう。
上手い話には惑わされない様に!
まとめ
いかがでしたか?
急上昇していて、少なくない人が大儲けしているBTC相場ですが、その資産が本当はどの様なものかを分かって投資している人はそこまで多くはないのではないでしょうか。
短期のトレードで稼ごうとするあなたの行動を止める事はしませんが、きっと良い結果にはならないと考えます。
しっかりと地に足付けた投資生活を送りましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう