縮小が発表されるのは8月の見通しです
FOMC議事要旨
あくまでインフレは一過性です
ニュースでは前倒しとか言ってた様な?
米国の中央銀行であるFRB(米連邦準備理事会)が、6月15から16日のFOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨を公開しました。
その内容は、米国の景気回復は続いているもののインフレに対しては慎重な姿勢が伺えます。
令和3年7月時点で、米国のワクチン接種状況は1回目の接種を終えた米国民が50%を超え、順調に来ていたもののそこからの進展が鈍っているのが現状です。
7月6日時点で約55%と、一時期に比べ推移が鈍化しています。
それによって、ワクチン接種後に期待されていた経済再開もやや影を潜め、もしかしたら景気後退まであり得るのではないかとの考えもあってか、米国長期金利は再び低下しています。
米国長期金利が低位で推移している内は、株式にとってはプラスに働きますが下落率が高まると債券への資金のシフトがより明確化され、経済全体の不安に繋がります。
利上げの時期はまだ先でも、テーパーリングの時期は近いとの判断が多数です。
従って、去年の様な上昇相場はあまり期待が出来ず、これまで急上昇している一部の銘柄については今後苦しい展開になる可能性が高いです。
業績をしっかり確認し、あなたの保有する銘柄を精査しましょう。
テーパーリングを見据えての行動
基本は投資信託やETFにしましょう
前に良いと思ってた株もだいぶ下がったよね?
現在の状況を考えると、基本は投資信託やETF(上場投資信託)の様な分散された資産に多くの資金を移すのが良いでしょう。
或いは、一旦現金比率を高めておき、リスク資産を減らすと言うのも有効だと考えます。
投資初心者であれば欲張らず今はじっくり構える事も必要です。
狙っていた銘柄の株価が下がってきたからと言って安易に手出しする事は非常にリスクが高いです。
今後の判断が大きく変わろうとする時に、いつまでもリスク資産ばかり追いかけているといつの間にか周りに人はいなくなり、あなただけが取り残される可能性もあります。
世界一の経済大国である米国の経済政策の変更は、他国の事として捉えず日本にも影響がありますからしっかり把握すべきです。
相場が一時的に荒れる事もあるでしょうが、まずは落ち着いて状況を判断し最善の行動を取りましょう。
日々の変化の確認はしっかりしよう
まとめ
いかがでしたか?
いよいよ米国の政策が変わろうとしている今の状況で無理する事はありません。
今までが良かったからと言って、これからも良くなるとは限りません。
ただし、だからと言っていつも言うようですが全降りして完全撤退するような事は止めましょう。
長い投資人生の一つのイベントですから、経験を積む上でもしっかりホームワークしましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう