経済は常に成長するのが原則です
GDP(国内総生産)を理解するためには
GDP(国内総生産)=民間消費+民間投資+政府支出+(輸出ー輸入)で計算されます
これで何が分かるの?
経済成長の度合いを測る指標として使われるGDP(国内総生産)ですが、内閣府が四半期毎(約3か月ごと)に速報を発表され、短期的な景気がどう変化しているのかを判断しています。
後に修正される確報も発表されますが、まずはこの指標で判断されます。
まずはこの基本的な計算式を覚えて頂くと共に、この計算がどの様に使われるかを理解しなければなりません。
同時に、GDP(国内総生産)の規模が経済大国であることを示し、その経済の大きさも図ることが出来ます。
2018年のランキングでは
1位 アメリカ
2位 中国
3位 日本
4位 ドイツ
5位 イギリス
となります。(6位はフランス、7位はインドです)
2009年以降、日本のGDP(国内総生産)は2位から3位になり、今後も順位は下がっていく事が予想されています。
令和2年9月現在、今も新型コロナウイルスの影響を受け、GDP(国内総生産)の発表も4~6月期実質GDP年27.8%減と大きなマイナスが出ています。
もし、あなたが過度な不安を抱えて先が見えないと感じているなら、落ち着いてこのGDP(国内総生産)のどこに問題があるか確認してみましょう。
GDP(国内総生産)に占める割合とは
GDP(国内総生産)の割合について理解する必要があります
多くを占めている部分を知らないと理解出来ないよね…
改めてGDP(国内総生産)の計算式を確認してみると、民間消費+民間投資+政府支出+(輸出ー輸入)に分けられますが、この中のどの部分がGDP(国内総生産)の多くを占めているのでしょうか。
令和2年の4~6月期GDP(国内総生産)から統計を取ると
民間消費 約53%
民間投資 約20%
政府支出 約28%
輸出 約15%
輸入 約16%
となります。(輸入は計算上マイナスで表記する必要があります)
従って、GDP(国内総生産)の半分以上を占めているのは民間消費なのです。
日本は輸出大国って聞いたけど
あなたも日本の企業の時価総額ランキングで考えれば、グローバル企業が上位を占めている事で日本が貿易によって経済が支えられていると思うかもしれませんが、日本の経済全体を考えれば日本は内需の国なのです。
従って、新型コロナウイルスで影響を大きく受けた民間消費によって大きなマイナスを計上しています。
調べると分かりますが、前年比或いは前期比ベースで集計していますので、落ち込みが激しいのは輸出ですが、金額ベースでの集計では民間消費に大きく劣ります。
そう言えばお店が潰れるってニュースを良く見るよ
では、あなたがこの指標からどう考えていけばいいのでしょうか。
GDP(国内総生産)から考えるべきこと
数値に一喜一憂するのではなく原因を考えましょう
GDP(国内総生産)の、どの部分が毀損されていて、今後どういった政策でこれを改善されるかを考える必要があります。
あなたは資産形成によってあなたの資産を積み上げようとしている時に、様々な指標や数値を確認する事と思います。
GDP(国内総生産)の数値と意味を正確に読み取り、それから先に起こる事と、それに対してどのセクターがどの期間に活躍するかと考えて投資する必要があります。
投資をするタイミングやどの程度の期間投資するのかを考えると共に、日々発表される指標や数値についての理解を深めましょう。
中身が理解出来たら安心するね!
まとめ
いかがでしたか?
経済指標はどれも難しいものばかりですが、一つ一つ時間をかけて理解する事によって、あなたも冷静に投資を行う事が出来るでしょう。
投資に大切なメンタルを守る上でも、少しずつ学んでいきましょう。
これかも、一緒に考えていきましょう
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