伝統的なPFを理解しましょう
GPIFの現状
運用実績を理解しましょう
損が出た時しかニュースにならないでしょ?
令和3年7月、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は2020年度の資産運用状況を発表しました。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の発表によりますと、収益は37兆7986億円となり利益率は+25.15%と過去最大を達成しました。
コロナ禍以降、世界的な経済対策の恩恵を受け2020年3月下旬~4月頃から日経平均株価は上昇を始めました。
米国・ユーロ圏も同じく上昇し続け、日経平均株価よりも上昇率は高いものとなりました。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用資産は2020年度末時点で186兆1624億円となりました。
同じく、リスク資産に投資していた資産は増加し多くの投資家は含み益を得る事になりました。
2020年3月に株価は急落し多くの含み損が生まれた過去もありましたが、投資においてこの様な急落は珍しいものではなく長期投資を行う投資家は必ずと言っても良いほど経験していると思います。
その際に、投資初心者や投資未経験者は損失を過剰に恐れ、投資などしなければよかったと思い込んで思考停止に陥ります。
しかし、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は短期での投資判断をしておらず短期の値動きを気にしません。
なぜなら、投資目的が短期の利益ではなく、長期的な資産維持を目的としてPF(ポートフォリオ)を定めて安定かつ効率的な運用を心掛けているからです。
従って、資産形成で長期的な運用を目的をするあなたにとって学ぶ部分は多いと思います。
2020年度末のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のPF(ポートフォリオ)は以下の通りです。
- 国内債券25.92%
- 外国債券24.61%
- 国内株式24.58%
- 外国株式24.89%
となります。(出典:年金積立金管理運用独立行政法人)
GPIFからみる個人投資家が考えるべきこと
投資目的を忘れない事です
人によって目的が違うもんね
全ての個人投資家がGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の真似をする必要は無いと考えます。
あなたの投資目的が短期トレードでの儲けなら特に参考になりませんし、考え方自体も真逆だと思います。
何度も申し上げる様に、投資目的はあなたが必ず考えておかなければならない項目の一つであり、これがなければどの情報を取り入れれば良いか分からず投資は必ずと言っていいほど失敗します。
ですが、あなたが長期目線でじっくりと資産形成を考えているなら、その目的に近い行動をしている投資家の考え方は大いに参考にすべきです。
投資は個人の戦いですが、あなたの行動を決めるいくつかの材料にはなるはずです。
もちろん、全ての情報があなたにとって役に立つわけではなく、その情報を取捨選択するのもあなた自身です。
全てを誰かに頼って儲けられるほど投資は甘くありません。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の様な伝統的な運用手法も学びつつ、常にホームワークしていきましょう。
しっかり自分自身で考えよう
まとめ
いかがでしたか?
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の話題は下落時にしかフォーカスされませんが、あなたの投資目的と近いのであれば確認すべきでしょう。
長期運用では様々なイベントが起こります。
それが良いものであれ悪いものであれ、あなたが投資した金融資産が長期的にはどちらを向いているのかを把握するためにも日々のホームワークは欠かさず行いましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう