投資信託の保有口数は最重要事項か

投資信託を購入するのに重要なこと

あなたが投資に興味を持ち、どの金融商品を選べばいいのか悩んでいる時はひとまず投資信託を選ぶ事は良い判断だと思います。

投資信託は少額から始められ、王道の分散投資が出来る事、専門家が運用してくれると言う事はもう理解している事と思います。

投資初心者にとっては敷居が低く、ファンドの選択を誤らなければ大きな損失が出難い投資になります。

投資家はそれぞれの生活リズムがありますので、適合性をしっかり理解して考えなければなりません。

つまり、あなたとあなた以外の投資家は同じ属性ではない可能性が高いので、誰かの手法を真似しただけで儲かるなんて事は決してありません。

それを理解する事無く投資をしてしまうので、多くの個人投資家は一年以内に退場してしまうのです。

その数9割以上と語られるほどですので、いかに投資する前の準備が大事かが分かると思います。

仕事にしろ、スポーツにしろ、多くの時間を学び（練習）の機会に費やすのが普通ですが、なぜか投資だけはそう言ったことを無視していきなり実戦（投資行動）に挑むものですから、多くの投資家は負けるべくして負けているのが現状です。

ですので、何より大事なのは事前に理解すべきことは自分で理解する事です。

その一つがリスク許容度です。

リスク許容度とは、そのリターンを得るためにどれだけのリスクを背負えるかと言う事です。

リスク許容度が低いと、短期間のマイナスに冷静さを欠いてしまい正常な判断が出来なくなります。

同じく、あなたが自分自身のリスク許容度を理解していないと、急変する相場についていく事が出来ず、結局含み損に耐え切れず安易な損失を確定させてしまうなどやはり冷静な判断が出来なくなります。

ですので、まずはあなたがどの程度のリスク許容度があるのかを確認してください。

考え方としては、あなたが投資をする目的や投資期間、年齢や投資資金などによってリスク許容度は変わってきますので参考にして下さい。

購入口数の重要性

投資信託を購入するにあたって、あなたは投資資金で口数を購入する事になります。

投資資金から購入手数料が引かれ、その残額を使ってファンドを購入する事になるので、そのファンドに決められた基準価額に基づいて保有する一万口当りの口数が決まります。（ノーロードであれば購入手数料は引かれません）

それぞれのファンドは全て基準価額が設定されており、営業日毎に一日一回変わります。

ファンドが新規に組成されると、基準価額は全て10000円から始まります。

その後、運用や資金の流入によって基準価額は上下します。

その基準価額は『基準価額＝純資産総額÷総口数』によって計算されますので、あなたが購入しようとするファンドの基準価額が高いほど口数は少なく、逆に基準価額が低いほど口数は多く購入できます。

確かに、一見すると口数が多い方が得だと考える事もあるかもしれません。

ですが、基準価額が10000円からスタートする事を考えれば、多くの口数が買えると言う事は基準価額が10000円を割っている場合がほとんどであり、分配金などによっても変わりますが必ずしも運用が良いとは言えず、本当にそのファンドは購入する価値があるのか疑問に思う必要があります。

分配金が支払われれば基準価額がその分下落しますので、分配金再投資後基準価額などを見る必要がありますが、仮に分配金が発生せず、似たような投資先であった場合、基準価額が低い方が口数は多く買えるかもしれませんが、それ以上にそのファンドの方が運用が上手く行っておらず、何らかの原因を考えなければなりません。

それが解決できない場合、基準価額自体が下落し続けるため結果損失になります。

つまり、気にするべきはファンドの運用状況であり、あなたの資産をしっかり運用してくれているかの方が長期で見れば重要なのです。

まとめ

いかがでしたか？

保有口数は分配金の入金額にとって重要ではないかとの意見もあるでしょうが、あくまで資産形成を目指すあなたにとってはファンドの成長こそが大事です。

分配金が必要とする場合は、それに合った適合性になりますのであなたと同じ属性では無いかもしれません。

ですので、しっかりとした考えをもって投資しなければやはり負けるべくして負けるのかもしれません。