新型コロナ+経済対策で評価しよう
10月の失業率と有効求人倍率から見えてくるもの
内需は依然として弱いです
GDPの半分以上は個人消費でしょ?
令和3年11月30日に10月の失業率と有効求人倍率が発表されました。
失業率は予想2.8%に対し2.7%。
有効求人倍率は1.17に対し1.15。
失業率は予想より改善されたものの、有効求人倍率は予想を下回っています。
内訳を見ると、若年層での失業が多く実務経験が不足している層が特にダメージを受けています。
以前の記事での結果よりはマシではありますが満足いく結果とは言えません。
これでは雇用環境が良いとは言えず、新型コロナウイルスの発生から今までに多くの企業が整理解雇を行った労働者を受け入れる環境には無いと言えます。
企業側からしてみれば、新型コロナウイルスの影響で需要が破壊され、まともな利益が出なければ整理解雇の判断も仕方のない事ですが、それに対する政府の対策が必ずしも十分とは言えません。
雇用環境が改善されなければ、日本のGDPの半数以上を占める個人消費が改善されるはずもなく日本の成長はおぼつきません。
一方で、新型コロナウイルスで需要が急激に高まり、逆に人手不足になったセクターもあります。
新型コロナウイルスがもたらしたこの労働市場に上手く参画できれば、より好条件の仕事を得ることが出来たかもしれません。
もちろん、専門スキルが必要な場合が多く、何も考えず日々を過ごしてきた労働者にとっては手の届かない世界かもしれません。
日々努力を惜しまなかった労働者は、新型コロナウイルスが起こした変革にも十分対応出来たのかもしれません。
ですので、一概に良い悪いと言う事は無く、それぞれの生き方によって社会的価値が二極化しているのかもしれません。
投資家からすれば、成長する見通しがあるセクターに投資するのは王道ですし、この様な非常事態の中でも成長する企業を見つけ出し投資を行います。
長期の安定はこの様な事態には対応できず、やはり成長をメインに企業を選ぶ事が必要と考えます。
日本で探すのは特に難しいですから、世界を見渡してあなたに合った投資先を探すのが賢明かもしれません。
年末にかけて日本株を考えるには
世界の成長から随分と遅れています
新型コロナウイルスの陽性者は少ないのになんで?
直近で新型コロナウイルスの新たな変異種『オミクロン株』が世界のニュースになっています。
世界のマーケットは急落し債券市場にお金が流れ込みました。
代表的な債券市場である米国10年債利回りは1.43%まで低下し、債券価格の急騰が明らかとなっています。
日本株はその影響を受け、日本の株式市場は続落の日々が続いています。
岸田内閣の経済対策もこれからですし、需要の創出や個人消費の喚起も時間がかかると考えます。
従って、足元の指標と現状を考えれば日本株に大きく投資するのは難しいと考えます。
まずは世界の動向に目を向け、オミクロン株の落ち着きを待ってから一部の成長株に投資するのが最善ではないかと考えます。
まとめ
いかがでしたか?
雇用環境は確実に変化していますし、多くの労働者は働き方を含め考え方から治す必要があるかもしれません。
稼ぐために何が必要か。
何のために必要か。
常に考える事を忘れず行動していきましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう