利用出来る証券会社であれば利用しましょう
貸株で出来る事とは
貸株を行う事で貸株金利を得られます
貸したら得なの?
個別株投資を始めたあなたが、解説した証券会社によっては受けられる制度の一つに貸株があるかと思います。
貸株とは、保有する株式を証券会社に貸し出す事によって、その間に貸株金利が得られるという制度です。
この制度は証券会社によって違いますので、あなたがどの証券会社に口座を開設しているか、その証券会社に貸株のサービスがあるのかはしっかりと確認しましょう。
得られる金利は、保有する個別株によって違いますが1%前後かそれ以下です。(プレミアム銘柄除く)
中長期で保有しようとするあなたであれば、その間ただ寝かせているぐらいであればこう言った金利も逃さず得る事が出来るでしょう。
頻繁に売り買いする事が無く、じっくり資産形成を行うあなたにも有利になる事でしょう。
いいね、やってみようかな
ですが、貸株にも注意すべき所はあります。
貸株を登録するにあたっては必ず確認しましょう。
貸株における戦略とは
おまけ程度に考えましょう
銘柄によっては高い金利が得られるけど?
注意すべきは、株主優待が受けられない、保有銘柄の配当が得られないが挙げられます。
証券会社によっては、顧客へのサービスの一つで証券会社が自動で返却等を行う事で配当・株主優待を得られます。
加えて、貸株のサービスを行っていても売買は可能ですので安心です。
ですが、証券会社が倒産してしまうとその貸株は戻ってきませんので、証券会社によっては注意が必要です。
次に注意すべきは、貸株金利は雑所得であると言う事です。
雑所得は10種類ある所得の内の一つで総合課税に該当します。
総合課税は8種類あり、普段得られる配当は配当所得に該当し、総合課税を選択すると配当控除が得られます。
課税総所得金額が1000万円以下であれば、年間配当の10%が配当控除として得られます。
一方雑所得は、控除等はありませんので『総収入金額ー必要経費』のみです。
雑所得は給与所得や事業所得と同様に総所得金額が計算されますので、年間の所得が増える可能性があります。
ですが、貸株金利は特定の銘柄を除いてそこまでの利率ではありませんので、計算は覚えておく必要はありますが、金利得るために特定の銘柄(プレミアム銘柄)を買付けの対象にする必要はありません。
制度として理解する必要はありますが、そのために銘柄を選定していては本来の目的から外れる可能性があります。
ですので、しっかりと理解した上で利用しましょう。
投資はあくまで資産を積み上げるために買うものだからね!
まとめ
いかがでしたか?
証券会社によっては米国株にも貸株の制度はありますが、良く理解した上で利用するか判断する必要があります。
中長期で投資を続けるあなたにとっては、やはり良い制度でありますから、少しでも利益を稼ぐ意味でも登録する方が良いでしょう。
保有銘柄のホームワークだけでなく、周辺の知識もたまには調べてみると良いでしょう。
これからも、一緒に考えていきましょう