日本国債を海外投資家が売り越した事で分かること

心得
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財政破綻など誰も信じていません

8月下旬の海外投資家の売り越しについて

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利益確定で売っただけです

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国債の信用がどうとか言ってなかったっけ?

総務省の発表によりますと、令和3年8月15日~21日の週において、海外投資家は中期・長期の債券を2200億円程度売り越したと発表しました。

アベノミクス以降、金融緩和を続けた結果日本国債の利回りは0%に抑え込まれています。

一時期はマイナスに転じるなど、利回りは極めて低位で推移しているのです。

これは単純に金利を付けなくても買い手が沢山いると言う事になりますので、買い手が売手を上回っている以上利回りが上昇する事はありません。

逆に、債券価格が上昇しており、保有している投資家にとっては利益が出ているので価格上昇が続くならば手放す理由はありません。

国債をめぐる誤解は以前の記事でも触れているので割愛しますが、日本国債は所有者の統計から分かる通り海外投資家の保有比率は高くありません。

つまり、日本国内で流布されているような陳腐な論法に騙されている人はいないのです。

ただし、債券での投資を行っている投資家は世界中に存在しますので、これから先の債券相場の流れによっては債券を手放す投資家が現れてもおかしくありません。

現実、令和3年9月8日時点で日本国債の利回りは0.04%台ですので先月に比べて利回りは上昇しています。

従って、国債の信用が失われて投げ売られたのではなく、今後を考えて利益確定したと言う考えは信憑性が高いと言えます。

世界から見れば、日本国債は安全資産に分類されている事が分かります。

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今度の債券相場の考え方

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米国債の動きが重要です

あなた
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テーパーを始めるとどうなるの?

米国ではFRB(米連邦準備理事会)が年内にテーパーリングを開始すると言う意思は既に発せられています。

問題は開始時期ですが、今の所濃厚なのが11月との見方です。

これは、今月発表されたアメリカの雇用統計が悪かったため前倒しなく順当に進められるであろうと言う憶測から考えられています。

つまり、テーパー自体は直前に迫っていますが時期が不透明なため、不確実性を嫌う株式市場はギクシャクすると考えられます。

レイバーデー明けの相場と相まって特に注意しなければなりませんが、あくまで全降りせず備える心構えが必要です。

日本は今後も金融緩和が続く事が予想されますので、米国債券利回りの動きにつられる可能性が高いです。

時間を掛けて投資出来る環境であり、じっくり資産形成をする事を目的とするならば以前の記事で述べた通り必要ありませんが、もしあなたが年齢が高く投資期間があまり確保できない、或いは投資資金が老後資金である場合などは、債券の比率を高めねばなりませんのでしっかりと確認しましょう。

あなたの目的に合った金融商品で投資を続けてください。

あなた
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その人に合った方法があるよね

まとめ

いかがでしたか?

債券の本質と投資目的によって必要かどうかについては、あなたがどの様な環境に置かれているかで決まります。

絶対に必要、或いは絶対に不必要などと安易に考えずその人にあったポートフォリオを組むことが、あなたの資産を増やす確実な道となるでしょう。

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これからも、一緒に考えていきましょう

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