はっきり言って難しいです
資産形成の基本戦略
キャピタルゲインの積み上げです
沢山配当が出るなら儲けじゃないの?
資産形成を行うあなたにとって、投資対象の中に株式なら高配当、投資信託なら分配金額・分配頻度の高い資産が混ざっていませんか?
確かに、配当も積み上げれば一つの資産かもしれませんが、それは十分な投資資金があり十分な運用を行っていける資産運用での戦略であって、資産形成の段階では発生する配当も微々たるもので、それを年間どれだけ手に入れようとも、キャピタルゲインにはかないません。
或いは下落時のヘッジとしてのドルコスト平均法など、資産運用の段階では取らない戦略が資産形成には有効ですので、あなたが何をすべき段階なのかを理解しなければなりません。
でも、魅力的に見えるよね
これは株式投資でも見られる指標の一つである配当利回りを見た結果そう考えるのかもしれませんし、投資信託で言えば、分配金の1万口当たりの金額が多いと手に入る金額も大きく見えます。
配当利回りは、それぞれの投資対象の元々の利回りが何%なのかをしっかりと理解していないと金額に惑わされ、余計な損失を抱える事になります。
ですので、この数字は必ずチェックしましょう。
利回りが高い方が良いんじゃないのか
配当利回りとは
配当利回り=年間配当÷株価×100で計算します
配当利回りとは、あなたが株式を購入したその株価に対して、その企業が発表している年間でどれだけの配当を出しているのかとを計算して求められる数字(パーセント表記)です。
企業が公表している配当金額が同じで、あなたが買付けた株価が高いと配当利回りは下がります。
逆に、購入した株価が安いと計算後の配当利回りは上がります。
購入株価が同じで配当金が大きいと配当利回りは上がり、配当金額が小さいと配当利回りは下がります。
従って、配当利回りが高いと言う事は、株価が安くなっているか企業が公表している年間配当が高いかどちらかになります。
もちろん、企業が成長している段階でより資金を集めるために企業が戦略上行っている事であれば別ですが、株価が安くなっているならむしろ買い時であって、株価が近いうち是正されます。
年間配当が高いのは、それ以上に当期純利益があれば良いのですが、現状を考えればの新型コロナウイルスの影響を受けているにも関わらず配当を出し続けるのは企業にとって本当に良いとは考え難いです。
株式の配当については以前の記事で示し、投資信託の分配金ではこの記事で示した通り、おおよそ資産形成には向かない事が分かると思います。
資産形成を行った結果、十分な投資資金が準備出来た後にゆっくりと考えると良い事だと思います。
コツコツ貯めて増やしていくのが一番だね
まとめ
いかがでしたか?
ネット上には様々な情報が存在します。
しかし、資産形成のために必要な戦略は何かをあなたが取捨選択し、投資判断を行っていかなければなりません。
時には判断を誤り余計な損失を抱えるかもしれませんが、決して後悔する事無く、あなた自身の学びとして投資行動を続けていきましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう