保有銘柄を精査しましょう
デルタ株が蔓延する中での投資戦略
目的を持って投資した商品は保有し続けましょう
株が下がってるから全部売った方が良いんじゃない?
令和3年7月中旬から、新型コロナウイルスの変異種であるデルタ株の蔓延によって再び経済活動が自粛されつつあります。
今まで経済再開の牽引役であった米国も、ワクチン接種率が少なくとも一回接種した国民の数が56%を超えた辺りで推移しています。
これは、今までの接種の伸びに比べて鈍化しており、思ったより経済再開が早まらないのではないかとの懸念材料になっています。
加えて、変異種の流行によって海外の移動に加えてリオープニングなどの所謂リア充などにも影響が出るのではないかと考えられているのかもしれません。
一方で、米国の経済が力強く回復しているのは紛れもない事実であり、FRB(米連邦準備制度理事会)がいつテーパーリング(資産買い入れ縮小)を発表するのかも注目されています。
その中での米国長期金利の低下は、将来のインフレに対する懐疑的な思惑もあるのではないかと考えています。
日本でも、東京などで緊急事態宣言が出されており、今なお自粛を強いられています。
ワクチン接種も思うように進まず、観光・旅行業など様々な業種が今なお苦しい立場に立たされています。
政府も協力金を先渡しにするなどの対策を発案しますが、根本的な解決にはならず体力を失った企業から潰れています。
自粛の中での需要喪失は二度と戻らないものも多く、正しい財政政策が求められます。
この様に国別での問題が顕在化しており、それぞれの国によって対策も違います。
ここであなたが見るべきは、各国の政府が正しい対応をしている事、企業業績がしっかりしているなど今一度投資を始めた際の目的や今まで行ってきたホームワークを続ける事です。
以前の下落でもその後の回復があったように、まずは慌てず冷静な目で情報を精査しましょう。
株価の乱高下で気を付けること
パニックにならない事です
そうは言っても含み損がどんどん増えるよ
米国株にしろ、特に中小型株が株価を大きく下げています。
全体の指数はそれほど落ち込んでいないのは、一部の大型グロース株が牽引しているからだと考えます。
ただし、米国株も全てが上昇している訳ではなく、今後は決算シーズンと言う事もあり業績をしっかり確認しなければなりません。
もしくは投資信託やETF(上場投資信託)を持つ事で、分散投資を行いリスクをマイルドにする方法があります。
インデックスファンドの比率を高める、又は同時に現金比率も高める事であなたのリスク許容度を超えない様に保有する事で、市場の急変に対してもパニックにならずに済むかもしれません。
投資は長期間に及ぶものです。
常に資金を投資に振り向ける必要はありません。
時には休憩するもの投資戦略の一つです。
いつまでも欲深く追うのではなく、しっかりと考えた上で行動しましょう。
上昇相場が永遠に続く事は有り得ないよね
まとめ
いかがでしたか?
株式市場の直近の値動きは、投資初心者にとってはかなり辛い展開かもしれません。
iDeCoやつみたてNISAでコツコツしているだけの目的でも、これだけ荒い値動きをされるとつい辞めたくなるかもしれません。
ですが、あなたは短期での利益を求めていないのであれば一度冷静になって考えてください。
パニックになっても良い事は一つもありません。
これからも、一緒に考えていきましょう