日本株決算で見えてくるものとは

日本企業に成長株があるのか

令和3年１０月現在、日本企業は決算シーズンを迎えており、１１月中旬までは主要企業の決算発表が続きます。

今後は決算の後半戦ということもあり、多くの企業が決算を発表します。

大事なのは決算の内容であり、決算発表後の株価の動きに一喜一憂する必要はありません。

その企業の取り組みがそのまま数字として表れますので、経営・財務の現状や今後その企業がどう活動していくのかなどが分かります。

日本企業は成熟しており今後は今まで通りの成長は難しいなどと言われてもう何十年も経ちますが、それは経営に対しての甘えであり現状維持という緩やかな衰退を受け入れている証拠でもあります。

企業は利益の最大化を追求する組織形態であり、上場している以上下手な言い訳は通用しません。

従って、あなたの様な投資家は企業の経営内容を厳しく監視する必要があると同時に、今後の成長が見込めない企業に投資してはいけないのです。

一方で、大企業ほど配当や株主優待で株主を呼び込むのは、安定した財務内容から出来る手法のためそれを目的に投資する投資家も存在します。

これは目的が一致しているため、成長だけを判断に投資する必要はなくその安定した財務状況が続く限り投資を継続しても問題ありません。

日本の大企業は多くがこの手法を用いており、資産の成長を目的とする投資家からは見向きもされません。

ただし、日本という環境が悪い経済の中でも成長を目指す企業は存在しており、そういった企業を見つけて投資する事も可能です。

もちろん、日本の現状を考えれば難しい事は言うまでもなく、あなた自身もその企業を見つけるのは難しいでしょう。

投資するために考える事とは

日本人なら日本企業を応援したいし、日本企業の方が見慣れているから分かりやすいのでつい知名度の高い企業などに投資してしまう事もあるでしょう。

ですが、あなたは何の目的で投資をしているのですか？

感情も大事ですが、本来の目的を忘れて資産が増えるほど投資は甘くありません。

必要なのは冷静なメンタルと日々のホームワークです。

加えて、その国が投資する環境に適しているかも重要です。

今は米国に投資する様な情報が溢れており、それだけ米国株が投資する環境や成長などへの期待が高いのです。

日本株が悪いのではなく、もっと良い投資対象が他にあるという訳です。

経済成長の流れに従ってあなたの資金を有効に動かしていく事が正しい選択とも言えます。

ただし、日本株には無いリスクもありますのでそこはしっかりと理解した上で投資を行いましょう。

適切なリスクを取りながらあなたの資金を運用していきましょう。

まとめ

いかがでしたか？

日・米共に決算シーズンであり、年に４回ある決算は企業の経営を確認する絶好の機会です。

最初は難しく理解できない事も多いでしょうが、投資をする以上怠けて儲けられる事はありません。

そう言うあなたには投資信託やETF（上場投資信託）など選ぶ事をお勧めします。

もちろん、それでも最低限のホームワークは行ってください。

少しずつでも学んでいきましょう。