値上がりが期待できる成長銘柄を買おう
今年のNISA枠にどの銘柄を入れるか
個別株は業績の良いグロース株、投資信託なら成長が望めるファンドです
高配当とかはダメなの?
令和3年になり、今年のNISA枠が新たに使える様になったあなた、もしくは今年から投資を始めてNISA口座を開設したばかりであるあなたであれば、NISA口座で買うべき金融商品は何か考える事でしょう。
NISAについては以前の記事に書いた通りですのでここでは割愛しますが、今回はそのNISA口座で投資するべき金融商品について考えたいと思います。
NISA口座で投資信託を買付ける事を例に取ると
- 分配金が出ないファンド
- 分配金を再投資するファンド
- 分配金を受取るファンド
大別するとこの3つだと考えられますが、NISA口座と最も相性が良いのは分配金が出ないファンドです。
分配金が非課税で貰えるならいいじゃない
あなたの投資目的が老後の安定した生活であったり、投資資金が老後資金のため(退職金等)などの場合は、NISA口座であってもグロース銘柄を選ぶべきではありませんが、それはあくまで資産運用の投資戦略であり、あなたが資産形成の段階であれば、分配金を受取るべき格段の理由が無い限り分配金は必要ありません。
もしあながた投資期間が長く、NISA口座内の銘柄がロールオーバーの対象になっているかもしれませんが、これから持つべき銘柄も含めて考えてみましょう。
NISAの特徴を上手く利用するには
NISAの特徴を理解した売買を行いましょう
では、なぜ分配金や配当が出ない方がNISA口座に向いているかを考えてみましょう。
NISA口座は、値上がり益と保有銘柄から発生する配当(分配金)が非課税になります。
NISAの制度が今後も続くと仮定した場合(2024年にNISAは改正予定)、いずれあなたが持つ銘柄もロールオーバーの時期を迎える事になります。
配当や分配金が出ない銘柄は、その原資が発生しない代わりにそのまま運用を続けます。
仮に、5年後のロールオーバー時にその銘柄が値上がりしていた場合、その値上がりした分の資産も全て翌年の非課税として運用を続けることが出来ます。
約定額120万円で買付
↓
5年後150万円に値上がり
↓
ロールオーバーを実行
↓
翌年の非課税枠に150万円
ということになります。
従って、長期で保有するにも良いですし、そもそも値上がりはどこまでも非課税になりますので、仮に投資資産が2倍になった場合でも売却時の税金は非課税ですから、あなたにとってこれほどのメリットは無いと思います。
次に再投資する場合ですが、これはNISA口座が1年で120万円までですので、配当(分配金)によって生まれた資金を再投資すると、その年度のNISA枠が残っていない場合はその再投資資金は特定口座(一般口座)になりますので、その後は売却・配当(分配金)に税金が掛かります。
配当(分配金)の受取りに関しても同じ事が言えます。
確かに、非課税でこの様なインカムを得られる事は一見すると良い事ですが、普通預金に入金されたその資金は運用されませんので減る事はありませんが、当然増える事もありません。(普通預金の金利は付くでしょうが)
入金された資金で新たに良さそうな銘柄を選ぶ場合、再投資を同じ様にその年度のNISA枠が無い時は特定口座(一般口座)での買付けになりますので、その後は売却・配当(分配金)に税金が掛かります。
あなたの投資目的が資産形成であれば、そのインカムが本当に必要なのか考えましょう。
従って、NISA口座で考えるのであれば、非課税効果を最大限に利用出来る銘柄にしましょう。
資産形成は増やす事が目的だよね
まとめ
いかがでしたか?
今年のNISAを迷っているあなたの参考になればよいと思います。
2月のアノマリー等不安要素もありますから、しっかりと調べた上で投資行動を行うと良いでしょう。
これからも、一緒に考えていきましょう