製薬会社の見解を待ちたいと考えます
南アフリカ変異株がもたらした急落とは
正確な情報を知るべきです
世界中に蔓延するってニュースで言ってるけど?
令和3年11月下旬に発見された新型コロナウイルスの南アフリカ変異種は『オミクロン株』と命名され、その感染状況が連日報道されています。
その結果、26日金曜日のマーケットは世界中で全面安となり多くの相場で急落が見られました。
日本株・米国株共に2%を超える急落となり、狼狽売りをする投資家も少なくありません。
そして、米国のVIX(恐怖指数)が28.62と急騰し、これも投資家を慌てさせる事態となりました。
米国10年債利回りが1.48%、WTI原油先物価格が1バレル68.17ドルとそれぞれ急落し、株式市場以外の相場も急落しました。
これによって、新型コロナウイルスの発生した様な暴落相場になるのかと言うとそれは疑問であると考えます。
確かに、今回のオミクロン株はまだ正確な情報が出ていませんので、今後の情報次第では株式市場がさらに急落する可能性はあるものの、速報で発出されている製薬会社のそれぞれのコメントを見る限りニュースで煽っているような深刻な事態とまでは言えません。
国によっては早急な制限措置を取っていますが、今の所それが世界経済に及ぼす影響はごく小規模である事は間違いありません。
早急な対策で拡大を防ぐことが出来ればそれが良い事ですし、その後正しい経済対策を行えば回復は早まります。
加えて、世界は新型コロナウイルスに対してワクチン・経口薬・抗体カクテルと言った三段構えでの対応が可能であり、それぞれの症状によって対処は変われど以前の様な蔓延するがままの状態に比べて確立された対応策があります。
mRNAワクチンは性質上組み換えが可能なため、初期の開発段階を踏む必要がありません。
専門機関が公式に発表した情報をあなた自身が調べる事によって、今回の変異株の恐ろしさがしっかりと把握できると考えます。
つまり、現段階で正確な情報が待たれるものの、過度な心配は無用との見解が正しいと考えます。
急落後の株式市場との向き合い方について
基本は強気スタンスを継続です
危ないから売った方が良いんじゃないの?
11月29日の株式市場も、オミクロン株の影響が正確でないためギクシャクする事が予想されます。
日本株は全体に成長性が乏しいため、海外投資家の動向に左右され難しい相場と考えます。
ただし、米国株に関しては、リオープニング銘柄などはオミクロン株の影響がはっきりするまでギクシャクする可能性はあるものの、サンクスギビングデー(感謝祭)の消費やこれから来るクリスマス商戦での個人消費を考えると過度に悲観的になる必要はありません。
加えて、VIX(恐怖指数)の低下や米国10年債利回りの上昇など、オミクロン株への理解が進むにつれその様に動いた時それらの銘柄は再び上昇相場になる事が考えられます。
基本は強気で相場を見つつ柔軟に対応する事が正しいのではないでしょうか。
今はそのどちらのシナリオも考えつつ情報を待ちたいと考えます。
決して急落から全降りするようなことはしないで下さい。
きっちりホームワークしよう
まとめ
いかがでしたか?
新型コロナウイルスの新たな変異種とのニュースで経済がまた停滞するのではないか恐怖に感じる気持ちも分からなくはありません。
ですが、多くの情報を正確に拾い集めてみれば本当はどうなっているのかが予想できるはずです。
それが分かった時、ここが絶好の買い場である事が分かる時が来るかもしれません。
多くの投資家が悲観的になっている時ほどそれを疑って調べる事を忘れないで下さい。
これからも、一緒に考えていきましょう