1株当たり純資産の何倍の値段かを計る指標です
そもそもPBR(株価純資産倍率)とは?
株価が企業の資産価値に対して割高か割安かを判断する目安です
PER(株価収益率)と何が違うの?
その企業の株価が割高かどうかを判断するための一つなのはPER(株価収益率)と同じですが、企業の資産価値から株価を計る指標であり、1倍が基準とされています。
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たりの純資産(BPS)で計算出来ます
PBR(株価純資産倍率)が1倍を割れると、株価が割安と判断され所謂バリュー株と言われる様になります。
従って企業の資産に対し、株価が安いと判断される事になります。
逆に1倍を超え、2倍・3倍となるに従って割高と判断され、その企業の株式を買う事が難しくなります。
あなたが株式に投資をする場合、やはり株価が安いものを中心に探す事でしょう。
それを確認する指標としてPBR(株価純資産倍率)を確認したかもしれません。
しかし、いくらPBR(株価純資産倍率)が1倍を割れており、割安とされている企業の株式を見つけたとして、果たしてそれは本当に割安なのでしょうか?
企業に純資産が豊富にあるなら、いずれ株価も適正に上がってくるでしょ
確かに、企業に純資産があり、企業の成長のために継続的な投資を行う事で売上及び利益が増加すれば、自然と株価は上昇する傾向が強いです。
ですが、PBR(株価純資産倍率)が1倍割れを起こしている状態からどのぐらいの期間が経っているでしょうか。
豊富な純資産を抱えているにも関わらず、いつまで経ってもPBR(株価純資産倍率)が1倍を割れたままと言う事は、それだけで必ずしもその株価が底値であるという訳ではなく、純資産の種類が何か(資産の多くが土地等である場合)で判断する必要があります。
もしかしたら、多くの純資産を企業投資に上手く利用出来ていない場合さえある可能性が考えられます。
逆に、PBR(株価純資産倍率)が1倍を大きく超えている場合であっても、企業自体が新興企業であり、これからどんどん成長していく場合は、必ずしも割高とは言えません。
加えて、企業努力により、今もなお成長を続けている企業であれば、常に1倍を超えている事も珍しくありません。
ですので、PBR(株価純資産倍率)が割安だからと言って安易に投資を決めるのは注意しましょう。
割安って簡単には見つからないね
PBR(株価純資産倍率)の実際の使い方とは?
PBR(株価純資産倍率)が割安だからと言って必ずしもバリュー株ではありません
あなたが割安な株を買いたい気持ちは分かりますが、投資において常にホームワークを怠る事は許されません。
企業価値、企業の成長等様々な要因で株価は動いていきます。
あなたがもし中長期での保有を考えているのであれば、企業の中身はしっかりと把握するべきです。
PBR(株価純資産倍率)だけで投資判断をするのではなく、その企業の資産構成がどの様になっているかを見るために財務諸表が読めるようになりましょう。
そんなこと言っても簡単には無理でしょ…
財務諸表を読めるようになるには、相当な時間勉強する必要がありますが、それよりもまず、色々な方の記事を読んだり解説動画を見たりして、あなたなりに学ぶ事から始めても良いと思います。
株式相場を含めた経済を理解する事は、ある日突然出来る様にはなりません。
これこそ、日々の積み重ねしかありません。
もしかしたらあなたの中には、当初から資産を積み上げ短期間で資産家になった方もいるかもしれません。
しかし、多くの場合そんなことにはなりません。
ですので、あなたのペースで少しずつでもホームワークを欠かさず続けていきましょう。
自分のペースでいいんだね!
まとめ
いかがでしたか?
難しい専門用語が並ぶのが投資の世界です。
私も最初の頃は随分頭を悩ましたものです。
ですが、学ぶ事を止めず継続する事によって少しずつ理解していったものです。
あなたも続けていく事によって理解していく事でしょう。
これからも、一緒に考えていきましょう
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