株式に対して、買われ過ぎ売られ過ぎの指標の一つです
そもそもPER(株価収益率)とは?
PER(株価収益率)=株価÷一株当たり当期純利益(EPS)で計算できます
それを見ると何がわかるの?
その企業の株価が割高かどうかを判断するための一つで、様々な基準がありますがおおよそ14~15倍が標準とされています。
株式投資を始めたあなたが、株式を買付けする場合、少しでも安い価格で買いたいと思った事は何度もあるでしょう。
ですが、それは何をもって安いのかと判断するのは中々難しい事です。
興味のある企業を見つけ、いつ買うかと悩んでいるのは、いつ買うのが割安なのかと考えている事だと思います。
そのための一つの指標としてPER(株価収益率)があります。
PER(株価収益率)が高いと割高になりますし、四半期ごとの推移も上昇しているなら新たに投資するのは躊躇してしまう事でしょう。
従って、PER(株価収益率)が10倍の企業と20倍の企業があったとして、PER(株価収益率)で判断した場合、割安なのは10倍の企業になります。なので、これで判断すると買付する企業は10倍の企業になります。
ですが、割安な企業と言うだけで投資企業を決めてしまって本当に良いのでしょうか?
割安だって言われれば買いたくなるじゃん
もちろん、割安な企業の株式を先に買付し株価が上昇する前に保有すると、それ以降上昇した分だけ利益を稼ぐことが出来ます。
それは全ての投資家にとって理想ですが、果たしてこれだけでその理想が叶うでしょうか。
PER(株価収益率)の実際の使い方とは?
PER(株価収益率)が高いと言う事は、それだけ投資家が注目していると言う事です
令和2年8月現在、PER(株価収益率)が100倍を超えている企業は沢山あります。
日本の企業であれ、海外の企業であれ様々です。
特に有名な企業であればアップルやアマゾン等が挙げられます。
では、この企業が果たして割高と言えるのでしょうか。
どっちも超有名企業だし、みんな当たり前のように利用しているよね
つまり、大事なのは株価の割高、割安ではなくその企業が今後しっかりと成長していけるのかが重要なのです。
一株当たり当期純利益(EPS)が順調に上昇しているのであれば、その企業は純利益をしっかりと稼げているので企業が成長している事と言えます。
企業がきちんとした経営計画を持ち、それに従って運営し、新たな技術や製品を開発していく事で成長する可能性を高めていく。
それこそが将来を見据え、長期的に見れば株価の上昇が期待できると思います。
そのため、投資家がその企業に注目し、資金と投入する事で売買が活発になり、さらにPER(株価収益率)が上昇する事に繋がります。
逆に言えば、PER(株価収益率)が低いと言う事は、割安であると同時に、投資家にあまり注目されておらず、売買が活発に行われていないと言えます。
ですので、いつまで経ってもPER(株価収益率)が低いままで推移していると言う事は、ただ割安になっているのではなく、企業の運営に何らかの問題を抱えている可能性すら考えられます。
投資する際は注意しましょう。
割安だからって安易に買うのは危険だね
PER(株価収益率)で注意すること
株価は教科書通りに動かない事を理解しましょう
PER(株価収益率)の考え方を理解すると、あなたは数値が高くなっていても問題ないと思って売買をしてしまうかもしれません。
業績が伴っているとはいえ、短期的な過熱感は否定できませんから、調整場面が来ることは想定しておきましょう。
そして、チャートを見れば分かると思いますが、企業が利益を上げ続けているからと言って必ずしも株価が上昇し続けるとは限りません。
企業の実態と乖離し、その時期のトレンド(令和2年8月現在ならワクチン銘柄)によって注目を集めすぎた結果、過剰に株価が上昇する場合があります。
その場合、高値で買付をしてしまい大きな損失を被る事もありますので、企業に対してホームワークはきちんとしましょう。
ですので、株価の上昇を期待して投資する場合、十分にタイミングと考える事と、時には株価が下がって損失を抱える事は十分理解しましょう。
企業業績をちゃんとチェック!
まとめ
いかがでしたか?
指標は様々ありますし、計算式を覚えただけでは特に使い道はありません。
経済をきちんと理解し、動きに合わせた投資が儲けるためには必要な事です。
日々のホームワークを忘れず投資に挑んでいきましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう
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