資産形成に債券は必要か

資産形成で考えるべきこと

資産形成で長期に運用するあなたにとっては安定よりも成長を重視すべきです。

なぜなら、あなたがどんなに安定的に投資をしようとしても、決して逃れられないリスクであるシステマチックリスクが存在する以上、ある程度のリスクは受け入れなければなりません。

加えて、分散によってリスクを平準化しているのであれば、銘柄はしっかりと成長していくものを選んだ方が良いです。

積立等でコツコツ投資を行う事で長期的に資産を増やしていくのが資産形成ではありますが、当然ながら投資を継続していく上では分散投資が有効です。

ですが、初めて投資を行うあなたや、リスクを極度に恐れるあなたにとって、なるべくリスクは背負いたくない気持ちは分からなくもないですが、投資のリターンを得るためにはリスクを背負う覚悟は持つべきです。

従って、投資はしたいがリスクは絶対に背負いたくない、或いはマイナスになるのは許容出来ないのであれば、適合性の原則から考えて投資行動を起こすべきではありません。

その原因が何かをあなた自身で理解出来るまでは投資行動は控えるべきです。

その上で、まずは比較的リスクを抑える事が出来る方法として積立投資があるのです。

債券を選ばない理由

債券に投資するべきは、今後の成長より資金を失うことが出来ない状況にある方が優先されます。

例えば、退職金を運用にする場合や老後資金を確保するために投資する場合で、そもそも失う事が許されないなどの資金が挙げられます。

その場合、成長する株やREIT（不動産投資信託）のみの投資などは向きません。

時間的猶予も無い投資期間でこう言った商品を選ぶと、あなたが持つリスク許容度を完全にオーバーし、結局パニック等に陥る事になるからです。

つまり、コツコツと長期間に渡って資金を膨らませようとする資産形成とは目的が違うのです。

ですので、それによって選ぶ商品も違うのです。

あなたの目的によって選ぶ商品が違いますので、他の誰かの買った商品があなたにも合うかは違う問題である事を理解しましょう。

まとめ

いかがでしたか？

今年（令和3年）も相場が強気で始まる事が予想されますが、今から始めるあなたにとって色々迷う事が多いでしょうが、一つ一つ学んで投資行動を取りましょう。

毎日がホームワークです。