どの費用を削っているかで決まります
支出を削る上で一番重要な考え方
お金が貯まる人は固定費を削り、お金が貯まらない人は変動費を削ります
無駄使いを削るのが節約じゃないの?
コロナ禍以後、株式市場が順調に挙がっている事に起因して投資の話があちこちで起こっています。
それに伴って、あなた自身や周りの人も投資を考えているかもしれません。
これから資産形成を始めようとしているあなたも、すでに資産形成をしているあなたも、投資のスタートはまずその投資資金を捻出する事から始めると思います。
投資のスタートに関しては以前の記事で示した通りですが、あなたがその資金を作る際注意すべきはどこからその資金を捻出するかです。
投資資金のために新たな所得を稼ぐと言う人は少数派であり、多くの人は今ある所得の中から捻出するのではないでしょうか。
かと言って、全ての無駄使いを削って生きる楽しみを失っては本末転倒です。
現実的に考えれば、そのために節約を始めるかと思います。
その際どの支出を削りますか?
それによって、今後あなたの資産の増加は大きく変わると考えます。
とりわけ、間違った方法で資金を捻出すると結果的に増える事は無いかもしれません。
投資を勉強するばかりではなく、スタートする前に知っておかなければならない事もありますのでしっかりと理解しましょう。
節約で固定費を削った場合
- 家賃
- 水道光熱費
- 各種保険料
- 通信費
- 各種サブスク契約
などが固定費として挙げられます
節約をする費用の中で、定期的に支出されている費用が固定費になります。
生きるコストとして必須な物から普段の生活を豊かにするために必要な定期契約など、あなたの生活によって様々ですが月々同じ様な額が引かれている項目だと理解して頂ければ結構です。
その固定費から資産形成の資金を捻出する場合、その固定費の項目一つ一つの中身に対し目的ははっきりしているか、本当にその支出は必要か、他に有利な選択肢はないか、その観点から項目を洗い出してください。
とりあえず契約しているサブスクリプションサービスや、良く分からずに掛けている保険料などは最優先で削る項目でしょう。
固定費を削るメリットは、普段の生活に大きな影響を与えないと言う事です。
家を手放したり車を手放したりすると多くの人が生活に困ると思います。
しかし、家賃の低い部屋に移り住んでみたり、目的に合った車を選んだりなど本来の目的を曲げずにその質や本来の用途を満たした上で選ぶ事が重要です。
デメリットで言えば多くの場合面倒であると言う事です。
固定費は多くの場合何らかの契約を結んでいる事が多く、見直す場合は新たにその契約を結ぶ必要があります。
そうなると時間や手間を要しますので、すぐに変更しなくても生活には困らないなどの考えが脳をよぎると途中で諦めてしまいがちです。
ですので、固定費を見直す際は最後までやり遂げる意思が必要です。
節約で変動費を削った場合
- 食費(外食費等)
- 交際費・レジャー費
- 趣味・娯楽費等
- 日用品・被服費
など定期的ではない支出等が挙げられます
節約をする費用の中で、定期的ではないが良く支出の項目に出てくるものが変動費になります。
あなたの生活を豊かにし生活に潤いを与えたり、友人・知人との交友関係を広げたりと生活にゆとりを持たせることが出来ます。
この費用を削って投資資金を捻出する事が節約のイメージとして一般的かもしれませんが、変動費を削る事のメットはあまりありません。
当然ですが、浪費となる無駄使いは論外ですが、あなたにとって豊かさを犠牲にして生み出した資金は一時的であると考えます。
なぜならあなたの意志を挫く事になるからです。
変動費は固定費と違い、あなたの生活を変える恐れがあります。
従って、継続が必要の節約と変動費を削る事は相性が悪いのです。
変動費を削るメリットはあくまで浪費を無くすことにあります。
つまり、浪費を無くしたらその目的は達成しており、それ以上の削減はあなたの生活に我慢を強いる事になります。
我慢は一時的であれば有効ですが、長期間に及ぶ我慢はあなたの人生それ程得な事でしょうか?
多くの人はここで目的と手段がごちゃごちゃになり長続きしません。
ですので、必要な費用は使ってもいいのです。
肝心なのは収支を管理する事であなたの生活に無理を強いていないかです。
生活の質を上げる事は簡単ですが、その後その生活の質を落とす事は難しい事です。
ですので、項目ごとに目的はしっかりしているか、本当にそれが必要なのかをしっかり判断しましょう。
そう考えると節約も苦しくないね
まとめ
いかがでしたか?
資産形成を始めたいとは思っていてもそんなお金は無いと嘆いているあなたにとってお役に立てれば幸いです。
資産形成は今の時代において必ず役立つと考えます。
正しい方法、正しい考えの上でしっかりとした資産を築いていきましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう