経済再開はまだ先です
日本の5月の失業率
結果は3%となりました
数値は低いように見えるけど?
令和3年6月29日に総務省統計局から発表された5月の失業率によりますと、予想2.9%に対し3%となりました。
加えて、5月の有効求人倍率は1.09で予想より僅かに上回りました。
コロナ禍以後、日本でも失業率が上昇していました。
政府も財政政策により何とか失業者を増やさないような対策を講じています。
制度の複雑さなどの問題もありますが一定の効果があったかと思います。
しかしながら、それでも倒産件数は増加しており失業者が増えている事は事実です。
今後政策変更の可能性と共に、さらに失業率が増加する可能性もあります。
従って、今の数値は決して低くないのです。
現在の統計も高止まりしている状態であり、実体経済を映した結果である事が事実となって現れています。
にも関わらず、日経平均株価を始め株価は上昇しており、一時3万円台を回復した場面もありました。
実体経済との乖離が数多く指摘されていますが、株価上昇は当然の結果であり資産をどの場所に置くべきかの答えでもあります。
そもそも、日経平均株価を始めとした日本株の取り引きの多くは海外投資家です。
日本の経済対策が不十分でも、世界的な金融緩和などの影響によりバリュエーションの割安な日本株にも資金が流入していただけです。
しかも、日本の一部セクターは、業績も良く投資価値がある株式に対しては特に上昇が顕著です。
日本が自粛中であっても、世界は動いていますので視点を広く観察しましょう。
日本株に対する考え方
多くの株は基本様子見です
こんな状態じゃ投資できないよなぁ…
日本企業も他国と同様に基本は決算を確認する事が王道です。
企業の成長が株価の上昇の根拠の一つになりますから、基本はしっかり押さえつつ日本国特有の捉え方が必要です。
有名な企業でも、もはや成長の見込みがない企業など山ほどありますし、知名度は無くとも確実に成長している企業もあります。
そう言った企業に投資する事が正解ですが、日本は30年近くデフレ状態が続いているのと同時に、コロナ禍で需要が破壊された上、肝心の供給も破壊されようとしています。
本来であれば、企業に加えて国全体も成長する場所に資産を置くべきでありますが、どうしても日本で投資をするのであれば特に注意して厳選する必要があります。
投資初心者であれば、素直に成長している企業に投資しましょう。
世界は常に成長してるんだよね
まとめ
いかがでしたか?
あなたも自国の企業に投資したい気持ちは分かります。
全ての日本企業が悪い訳ではなく、自粛の中でも成長している企業は確実にあります。
あなたがその企業を見つける事が出来るなら投資しても良いですが、それが難しい様なら投資信託やETF(上場投資信託)を選びましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう