あなたに合った金融商品を選びましょう
投信残高の伸びと新規参入する投資家
情報を正しく理解しましょう
すぐに儲かる商品が良いんじゃないの?
新型コロナウイルスに起因した暴落から、令和2年12月現在株式相場が急回復しています。
それに併せる様にして各証券会社、特にネット証券における投信残高の推移が過去最大になっている事からも分かります。
公募投信の11月残高の伸びが前月比10兆円を超えています。
緩和マネーの流入と、それに伴って新しく投資の世界に参加する方が増えて来ているのでしょう。
もしあなたがこれから投資を始めようとしているのなら、情報を良く精査してあなたに合った方法で商品を選ぶ必要があります。
なぜなら、ネット上の情報があなたにとって本当に正しいかどうかは、あなたが投資に対する目的が何かによって変わってくるからです。
誰でも短期間で多くの投資成果を得たいですし、華々しく結果を出していると語っている人の真似をしたがるのも分かりますが、今一度あなたが何のために投資を行うのかを考えて頂きたいのです。
それによって選ぶ商品が違いますので、代表的な商品について簡単に区別していきましょう。
みんなすごく儲かってるから、それと同じ事すれば良いじゃない
投資初心者がまず選択すべきこと
あなたのライフスタイルに合った商品を選びましょう
あなたがこれから投資を始めようとしている、又は投資初心者であった場合、あなたにとって投資商品を選ぶにあたって代表的なものは次の3つかと思います。
個別株・ETF(上場投資信託)・投資信託
の3つです。
それぞれの違いは様々ですが、まず大きな違いとして、あなたがどれだけ投資行動に時間がかけられるかと、コストをどれだけ許容出来るかで大別すると良いでしょう。
投資行動に時間がかけられるなら
個別株>ETF(上場投資信託)>投資信託
の順で選んでいくのが良いと思います。
投資行動とは、普段からホームワークに十分時間がかけられる生活環境にあったり、仕事や普段の生活の関係上、投資に関する情報に触れる時間が多い事です。
その場合、情報の取捨選択から最終決定まであなた自身で行う事が出来ますから、経済の流れや業績の良い企業等の中からじっくり選ぶ事が出来ます。
コストも極限まで抑える事が出来ますから、投資結果がダイレクトに反映されます。
利確や損切のタイミングも十分計ることが出来ますから、個別株投資をお勧めします。
次に、普段は投資行動に時間がかけられないあなたであれば
投資信託>ETF(上場投資信託)>個別株
の順で選んでいくのが良いと思います。
普段は仕事で株価をチェックする時間が無い、或いは休日も他の用事がありホームワークに時間をかけることが出来ないなら投資信託から始めると良いでしょう。
普段の生活で株価や情報等のチェックが出来ないと、相場の変動に柔軟な対応が出来ませんから大きな利益の機会を逃したり、急落による損失の回避に対応出来ないのです。
その点投資信託であれば、少額から始められ、分散投資もそのファンド内で行い、プロが運用してくれますので、リバランス等の対応もプロが行ってくれます。
あなたが当初目標にした金額、もしくは今まで投資していた資金をいよいよ使う時が来るまでリスク資産に置いておくことが出来ます。
一方、投資判断・情報収集等プロが行う事はそれなりにコストがかかります。
これは利益・損失に関わらず一定の額を徴収されますので、コストも含めた投資結果が必要になります。
加えて、ファンドの投資方針には逆らえませんから、あなたの目的に合ったファンドを選ばないと、いくら経っても思った様な投資結果は得られません。
ですので、ファンドの選択はあなた自身で行う事と、長期で投資を行う事が前提となります。
もちろん、短期間に相場が急転する事もありますからその限りではありませんが、基本は気長に長期目線で考える必要があります。
あなたの生活に合わない投資行動を起こしてしまうと、本来の生活に支障が出たり、無駄な取引を続ける事で損失を増やす、あるいは精神を掻き乱されパニック状態での取引を行う可能性があります。
ですので、投資を始める前はしっかりとした目的を持ちましょう。
何度も自分の中で言い聞かせよう!
まとめ
いかがでしたか?
ネットの情報の中には、答えにすぐ辿り着けるような情報で溢れています。
それを求めている人が多いと言うのもありますが、あなたにとって本当に必要なのは最終的にはあなた自身で判断出来る情報と考え方だと思います。
決して鵜呑みにする事無く学んでいきましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう