ツケ=借金ではありません
子や孫の世代に残る本当のものとは
それは資産です
子や孫に借金が残るんじゃないの?
令和3年1月現在、新型コロナウイルスの影響で経済は破壊され、多くの国民が苦しい生活を余儀なくされています。
それに対する政府の方針(令和3年1月26日現在)は、全国民に対する追加の定額給付金は行わないとの事です。
その理由の一つに挙げているのが、定額給付金は税金で賄うのではなく国債で賄うからだと言うのです。
確かに、新規の国債を発行する事で政府の負債が増えますが、それが民間の資産になる事は何度もお伝えしてきました。
さすがに政府も、国の借金で破綻するなどと噓を付ける状況にありませんから、将来世代にツケを残していいのかと訴えている訳です。
今では、多くの国民が子や孫に迷惑をかけたくないという思いがありますから、政府はそこを巧みに利用しているのです。
その理由であれば仕方ない、あなたはそう思ったのかもしれません。
ですが、それが大きな間違いです。
もしそれが正しいのであれば、なぜアメリカを初め他国では日本以上に財政出動で給付を続けているのでしょうか。
アメリカではバイデン新大統領が就任し、追加の経済対策としてアメリカ国民への給付増額、1人当たり2000ドルや州政府への支援などが含まれています。
アメリカで合意された総額は約9000億ドルで、日本円で換算すると約93兆円規模になりますが、アメリカ国民の誰が子や孫の世代に借金を残すのかと言っているでしょうか。
つまり、子や孫へ残しているものが借金でないと言う事を分かっているのです。
ここから見える投資先とは
力強く回復していくアメリカは投資対象になり得ます
大胆な景気対策だね
今では新型コロナウイルスの影響を一番受けているのはアメリカであり、今なおロックダウンに近い措置が採られている所もあります。
ですが、ワクチン開発や財政出動など、日本ではおおよそ考えられないスピードで正しい対策を施す事によって、何とか経済を立て直そうと動いています。
その結果が実を結ぶ、或いは新たな産業の確立などによってアメリカ企業の中には新型コロナウイルスの影響を受けずに成長している企業は多くあります。
従って、その様な企業に投資していく事があなたの資産増加の手助けになる事でしょう。
ただし、全ての企業がそうかと言えばそれは間違いですので、あなたがもしそこまでホームワークに時間を使う無い状況であれば、投資信託やETF(上場投資信託)などで資産形成を行う事をお勧めします。
あなたの目的に合った方法、加えて資産の上下に一喜一憂しない精神を養い、余計な損を出さない様に気を付けましょう。
無理なく資産を成長させよう!
まとめ
いかがでしたか?
ツケと聞くと誰でも借金の事だと思ってしまうのは仕方のない事です。
ですが本当はツケ=資産であり、もっと言えばツケ=1万円札であるとも言えます。
子や孫に資産を残るのは良い事か?と聞かれれば、あなたもその通りと答えるでしょう。
ですが、政府はこれを実行しようとはしません。
政府の意向にあれこれ文句を言いたい気持ちは私も分かります。
政治を変えるには選挙しかありませんので、あなたが正しい知識の下で判断出来たならいずれ変わっていくと思います。
ですが、それと投資とはまた別問題だと思います。
今ある資金をどうしたら成長させることが出来るのかは、あなたのホームワークしかありません。
正しい知識と正しい投資先はしっかりと判断しましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう