つみたてNISAの利点を最大限活用しよう
つみたてNISAの利点を最大限活用するためには
つみたてNISAの仕組みをしっかりと理解しましょう
NISAなら聞いた事あるよ
投資の非課税口座には
- NISA口座(一般NISA)
- つみたてNISA
の二つがありますが、投資の第一歩としてつみたてNISAを使用した投資をお勧めします。
つみたてNISAとは?
少額からの長期積立を目的として、2018年1月から始まりました
始まったのは最近の話なんだね
毎年の積立額の上限は40万円。非課税期間は20年です。(非課税枠は最大で800万円)
NISA口座(一般NISA)とメリット・デメリットは同じですが、どちらか一つしか選べません。
令和2年7月のニュースにもある様に、つみたてNISAを開設する方が増えてきています。
年代別比率(令和2年3月末現在)で見ますと
30歳代・40歳代が共に26.1%と、合計で全世代の50%を超えています
世代的に纏まったお金を用意するのが難しいからね
この年代が、資産形成に対して高い関心が伺えます。
ちなみに、NISA口座(一般NISA)はどうかと言いますと
60歳代が21.7%、70歳代が21.6%となっています
老後資金のためにしてる人が多いのかな?
この数値からも分かる通り、投資をされるあなたの財産や投資期間によって使い分けがされている、と言う事になります。
つみたてNISAの特徴は、なんと言っても『時間』という最大の味方がいると言う事、それによって少額からでも十分纏まった資金を増やすことが出来る可能性が高い事が言えます。
従って、比較的若い年代にとって有利な制度なのかもしれません。
非課税制度って具体的には?
株や投資信託等、金融商品を売却した時に発生する利益や配当に対して、令和2年7月現在20.315%(所得税=15%、復興特別所得税=所得税額の2.1%、住民税=5%)の税金がかかります
その他の制度内容には、日本にお住いの20歳以上の方が、NISA口座を使用する事によって、毎年120万円(購入額・約定額等)の範囲に対し、得られる利益や配当にかかる税金が非課税になる制度で、2014年1月から始まっています。
非課税期間は5年間(非課税枠は最大で600万円)。それ以降、ロールオーバーの仕組みが確立され、5年後に再度手続きを行えばその年のNISA口座の枠を使用し、さらに5年間の非課税期間を得られます。
その後、つみたてNISAの登場により、制度を区別するためNISA口座(一般NISA)と呼ばれる様になりました。
良い事だらけじゃん。やらないと損だね
メリットだらけの様に思えますが、デメリットもいくつかあります
非課税口座のデメリットとは?
NISA口座内の金融商品はいつでも売却可能でありますが、売却した分の非課税枠は再利用出来ません
その他にも、特定口座や一般口座で保有している金融商品で発生した損益と、NISA口座で保有している金融商品の損益とで、損益通算が出来ません。
すでに特定口座や一般口座で保有している金融商品を、NISA口座に移す事は出来ません。
非課税期間が終わり、値下がりした状態でロールオーバーの手続きを行わなかった(その場合、特定口座や一般口座に移ります)後に値上がりした利益に対しては、通常通り税金が発生します。
デメリットを知らずに始めると余計な損をしそうだね
効果的なつみたてNISAの使い方とは?
買付タイミングと投資のリスクをしっかりと理解しよう
タイミング?
リスク?
つみたてNISAを使用可能な商品は
- 投資信託
- 公募株式投資信託
- ETF(上場株式投資信託)
がありますが、その中でも
- 販売手数料が0円(ノーロード)
- 信託報酬は一定水準以下
- 分配頻度が毎月でない事
- 信託期間が無制限・或いは20年以上ある事 等
そして何より、つみたてNISAでは国内株式・海外株式を買付ける事が出来ません。
従って、つみたてNISAで個別の株式は買えませんので、株式で構成された投資信託で代用する必要があります。
次に、買付のタイミングですが、積立方法には毎日・毎週・毎月があります。
これは、証券会社によって出来る方法が違いますので、開設した証券会社ではどの方法が出来るのか確認をお願いします。
どの方法が良いのかは、統計を取った過去の実績から考えると『毎日』の積立が一番投資効率が良いです。
よって、毎日積立が出来るのであれば
1500円(積立額)×22日(営業日)×12か月=396000円
これで、つみたてNISAの年間上限40万円以内に収まる事が出来ます。(月によって営業日の数が違いますので、多少上下しますが年間40万円には収まります。)
あとは、あなたのプランに見合った商品で積立てする事をお勧めします。
これなら無理なく始められそう!
まとめ
いかがでしたか?
私も実践していますが、長期間で見ると、コツコツ投資すること以上の成果はありません。
もしかしたら、運用の基本であり、答えなのかもしれません。
一度にお金を投入するのはまだ不安だよ
あなたがそう思いながら運用するぐらいなら、こうしてコツコツ続ける方が、精神的にも楽かと思います。
「買いたい銘柄の価額が上がっていって、最初に考えていた価額で買えなくなるぐらいなら一度に買った方が良い。」と考えるあなたもいるかもしれませんが、それはさすがに贅沢な悩みです。
投資で大事なのは、いかに負け(退場し)ないかですから、そこは欲張らず割り切りましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう
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