業績の良い企業へ投資しましょう
上昇相場で気を付ける事とは
業績やバランスシートを確認しましょう
株価は上がってるし、みんなが知ってる企業で良いんじゃないの?
令和2年11月現在、日経平均株価を含め株式市場は上昇トレンドを形成しています。
こう言った相場が形成されると、投資をしようか悩んでいたあなたも行動に移る良い機会になっているかもしれません。
もしかしたら、株価の上昇に乗り遅れまいと、どの企業に投資するか調べている最中かもしれません。
その時に気を付けて欲しい事は、上昇相場だからと言って必ずしも全ての企業の株価が上がっている訳ではない事です。
投資を始めたばかりのあなたにとって、今の相場は何を買っても勝てるのではないかと錯覚を起こす程の動きかと思います。
ですが、一時的には上昇していても、果たしてその上昇は長続きするのでしょうか。
本当に投資すべき企業が何なのかしっかりと考えていきましょう。
日本企業の現状
中間決算にも注目しましょう
確かに、利益が上がってる企業に投資したいなぁ…
3月決算の企業の中間決算が出揃った現在、その企業の内容を確認すると上場企業の約3割が赤字になっており、製造業全体に至っては当期純利益は半減しています。
理由は新型コロナウイルスに起因した需要の激減であり、実に幅広い企業に大きなダメージを与えました。
政府の施策によって、下期は多少の回復を見込んで企業を運営していく事になりますが、最終赤字になる企業は続々出て来ています。
これは多くの企業が中間決算前より通期の見通しが出せない事から、ある程度予想はされていましたが約9割が発表された現在では、優劣ついた企業業績がはっきりと出た形になりました。
こう言った通期でも減益になるような企業には、例えあなたが良く聞いた事のある企業だからと言って投資するべきではありません。
個別株ではなく、投資信託を購入しようとしているあなたも、そのファンドが組み入れている企業によっては、投資をすべきではないと考えます。
投資信託であれば、いずれ組み入れ銘柄も変更されるでしょうが、プロが運用する以上、いつその状況が改善されるか分かりませんし、ファンドによってはテーマ自体が投資すべきではない方針になっているかもしれません。
加えて、地方銀行の約6割が減益になり、赤字決算を免れない状況である事を考えれば尚更慎重に選ばなければなりません。
上昇してるからって、ただ買えば良いんじゃないんだね
逆に、新型コロナウイルスが蔓延している現状でさえ企業業績が好調(SaaSやDX等)である、或いは新型コロナウイルスによって特別な需要が生まれた企業(巣篭りやゲーム関連等)など、確実に業績を伸ばしている企業もあります。
更には、自己資本やフリーキャッシュ等企業の体力とも言うべき手元資金が豊富にある企業など、しっかりと調べた上での投資であれば、中長期的にはかなりの確率で負けにくい投資が可能になります。
もちろん、投資は一部ギャンブルの側面もありますから、好調な企業が必ず株価が上がるとは言えません。
さらには、好調な企業は既に多くの投資家が注目し投資を行っていますから、企業本来の株価以上に吊り上がっているかもしれません。
良く聞いた事がある企業だけでなく、普段は聞いた事が無くてもしっかり業績を伸ばしている素晴らしい企業は沢山ありますので、あなたもしっかりとその企業の中身を確認した上で投資を行うべきです。
それらも含めて、投資の際には慎重な判断が求められると言う事なのです。
従って、上昇相場だからと言って安易にその流れに乗る事だけは止めた方が良いでしょう。
こういう時こそ冷静な判断が必要だね!
まとめ
いかがでしたか?
株式市場において、上昇相場は何度となく訪れます。
私も、以前は安易に飛びついて痛い思いをした事もありました。
もちろん、今も損失を出す事はありますが、以前の様に闇雲に投資する事だけは避けるようにしています。
あなたも、日々のホームワークを欠かさず利益を積み上げていきましょう。
これからも、一緒に考えていきましょう